当サイトはヤクザ映画シリーズ「日本統一」のまとめサイト。日本統一は30作以上続く超大作で男気あふれるエピソードが豊富な上、有名な役者さんも多く出演!頂上作戦編が終わり新章が始まります、レンタルは47作目が9月25日にリリース開始。
ヤクザ映画初心者にも多く観られており続きが気になる方も多いはず。一方で、日本統一はヤクザ映画の中でも長編作品となり、人間関係や勢力図はとても複雑。最初から視聴していても、ちょっと時間をおいて観ようとすると、過去の流れを忘れがち。
そこでこのサイトでは、過去に登場した登場人物や組織図、あらすじなどを完全網羅!本編を楽しむための予習復習に役立ててください。
日本統一とは
日本統一はヤクザ映画の中でも一番人気の大ヒットシリーズ。横浜の不良だった氷室と田村が神戸を本拠地とする極道最大組織の侠和会に入り、関西、四国、九州…と次々に制覇していき、二人も活躍するごとに昇進していきます。全国制覇の物語であると同時に、氷室たちの成長&サクセスストーリーでもあります。
元々は無鉄砲な只のチンピラ。横浜でヤクザにまで喧嘩を売ってしまって、神戸に逃亡。神戸でもヤクザ(侠和会)に喧嘩を売って殺されかけるも、ギリギリのところで後の親分となる川谷(現:侠和会会長)に拾われて、命からがら極道入りするところから始まります。中盤にもなると、ゴリゴリのヤクザとなった二人は風格バッチリ。多くの部下を従え、頭脳派の氷室、武闘派の田村として会に貢献していきます。
ちなみに、氷室を演じている 本宮泰風と、田村を演じている山口 祥行は別作品でも数々共演しており、ヤクザ映画「コンクリフト」でも日本統一と似たような設定で出演しています。
あらすじを時系列解説
エピソード一覧
- 侠和会・内部抗争編(1〜4)
- 大阪編(5〜7)
- 中部・四国(8〜11)
- 東北編(12〜14)
- 広島編(15〜17)
- 九州編(18〜21)
- 東北・北海道・沖縄(22〜23)
- 侠尽会・内部抗争編(24〜26)
- 北陸編(27〜29)
- 横浜編(30〜32)
- 頂上作戦編(33〜34)
- 過去因縁編(35〜37)
- 新・北陸編(38〜40)
- 新章編(41〜??)
ポイント
日本統一シリーズは大きく分けていくつかのエピソードとなっており、各章でさまざまな伏線が引かれていきます。※括弧が各何作目かを指しています。なお各話ごとにエピソードをチェックしたいかたは「日本統一あらすじ一覧」をご確認ください。
侠和会・内部抗争編(1〜4)
日本統一1はプロローグといった印象で、日本統一2~日本統一4までは代替わりによる内部抗争編です。
日本統一2より侠和会の会長が工藤となり新体制発足。新世代についていけない一派が謀反を起こします。その代表格となるのが氷室や田村の大親分である上田。
上田が退いた事で直属の親分である三上が格上げとなり、侠和会直参の組となります。
しかし謀反の一件で氷室や田村は刑務所送りに。氷室は刑務所内で横浜の頃に敵対していたヤクザ秋本と兄弟分となり、田村は服役中の兄貴分大宮と出会います。
氷室は服役中に三上の組から川谷の組に移る流れとなっており、出所した大宮が「親替えするやつは許せない」と激怒。暴走の挙げ句大宮は射殺され、このことが氷室と田村の間に大きな溝を作ります。
大阪編(5〜7)
氷室が正式に川谷組へと移り、田村は死んだ大宮に敬意を払い、大宮組の2代目を就任します。内部抗争編で落ち延びた者が大阪入りし、大阪ヤクザに向けて抗争勃発。
空席となっている若頭には、大阪抗争でより活躍した者が就任するという空気になっており、氷室は川谷を押し上げるために、田村は三上を押し上げるために双方大阪入りします。
大阪抗争では力で勝る侠和会の圧倒的勝利となり、氷室が田村より多くの武功を上げ、若頭には川谷が就任します。
抗争集結の折、大宮殺害の経緯、氷室が川谷の元に移った理由を知り、決闘のすえ和解。田村は氷室を信じきれなかった事を悔い、以後は氷室の下に付き一生支えることを誓います。
一方で岐阜において小競り合いが発生、お互い引くに引けぬ状況となり、岐阜を皮切りに東北全土に渡る抗争へと発展、東北編に繋がります。
中部・四国編(8〜11)
東北編(12〜14)
東北においては岐阜、滋賀と次々に勢力を拡大していく侠和会。敵対する組織の裏にある玄誠会は、侠和会の侵略計画に危機感を覚え、西日本睦会という反侠和会連合組織を設立します。
侠和会は名古屋、四国と次々に領土を広げ、背後で支援していた西日本睦会もことごとく敗北。西日本睦会内でも亀裂が入っていきます。
四国抗争終結後と同時期に東北の極道会で内部抗争が勃発。侠和会が青森の一派を支援するも、東北平定とはならず、西日本睦会内とのにらみ合いが続きます。
一方関東では、秋本が所属する丸打組と敵対組織だった水神会が合併する方向ですすみ、反対するものも多いなか、関東最大組織である丸神連合が発足します。
広島編(15〜17)
九州編(18〜21)
九州では、九州至誠会会長(九州の長)の座を巡って抗争が勃発。熊本派に侠和会が付き、敵対勢力には西日本睦会が付くことで代理戦争の形となります。
福本が放ったヒットマンは氷室を襲い、かばった甥の謙太が重症を負います。怒り心頭の氷室は西日本睦会の会合の場を知り、強襲。福本を仕留めるも、川谷の台頭により日和見となった工藤組の渡部の刺客も乱入し、甥の謙太が再び氷室の盾となり死亡します。
この事がきっかけで、工藤は会長の座から退き、川谷が侠和会3代目会長となります。
丸神会においては、丸神会理事長補佐の棟方が出所。この棟方は、氷室の父の部下であった人間で、幼少期の氷室とも関わりがあったことを知ります。
川谷もこの棟方とは若い頃に親交を深めており、秋本一派に加え棟方という心情的に敵対したくない相手が増えてしまいます。
侠尽会・内部抗争編(24〜26)
工藤退陣の直接の原因をつくった渡部一派は逆恨みも激しく、復権のため対川谷の一派を設立しようと準備をすすめ、氷室に刺客を送るなど不穏な動きを見せます。
同時期に東北においての小競り合いが、侠和会と丸神会の激突になりかねない状況になりますが、氷室と棟方が交渉し、事なきを得ます。
不穏分子の内偵のおり、田村が可愛がっていた子分の渋谷が殺され、田村は激怒します。
渡部は侠和会の幹部である馬場を会長にすえ侠尽会という組織の設立を目論みますが、内部で意見がわれており徒党を組んで入るものの会の立ち上げまで進みません。侠尽会には丸神連合を抜けた奈村も参加しており、丸神会と絡んだ三つ巴となり、名古屋抗争において衝突。
丸神会からは棟方が交渉人となっており、氷室が棟方の要求を全て飲み一時休戦に。名古屋から侠尽会を追い出します。
北陸編(27〜29)
名古屋から追い出されてしまった侠尽会は、北陸地方に逃げます。北陸地方では元々3つの極道グループが争っており、それぞれに侠和会、侠尽会、丸神会が介入します。
戦力で大きく劣る侠尽会はすぐに敗北。会長候補だった馬場も実は氷室の指示により潜り込んでいたことがわかり、クーデターは失敗。渡部は自決します。
丸神会は侠和会と争っても良いから北陸を制圧したいと考えていましたが、棟方が侠和会と争うことを拒み、半分ずつ治めることになります。
これにより棟方は失墜。仲間内からも責められ氷室と争うくらいならと自決を考え始めます。
結局棟方は、丸神会を抜けて侠和会に入った直後に自決。これにより棟方の領土は争うことなく侠和会のものとなり、関東侵攻への足がかりとします。
横浜編(30〜32)
侠和会と丸神会の抗争の間に、中華マフィアが絡んできます。中華マフィアは侠和会と丸神会を揉めさせて互いを弱体化、横浜を牛耳るつもりなのでした。実は杉山を殺した犯人も中華マフィアで、氷室を中森組のフリをして襲ったり、中森を氷室の仕業に見せかけて襲いはじめます。しかし氷室も丸神会の鶴見も段々と別の組織の企みではないかと疑い、ついには氷室が見抜き、真犯人は翁(中華街のボス)であることが判明します。
中国マフィアに続き、半グレ集団狐武羅(コブラ)まで登場。横浜の覇権争いは激化し、ついに武力衝突が開始。中華街を舞台にして激しい抗争が始まります。
頂上作戦編(33〜34)
それ以降のエピソード
日本統一シリーズも佳境に入りました。30作目以降ではいよいよ丸神会との衝突していきます。随時をまとめていくのでぜひご覧ください。
最新情報
- 日本統一41
- 日本統一42
- 日本統一43
- 日本統一44
- 日本統一45
- 日本統一46・・・2021年7月25日よりDVDレンタル開始
※新作をいち早くみたいときは「日本統一新作レンタル開始日は・・・?当日忘れずに借りれる方法」を参考ください
スピンオフ
- 日本統一外伝 ~川谷雄一~(2019)
- 日本統一外伝~山崎一門~(2020)
- 日本統一外伝~山崎一門2~(2020)
川谷を主人公にしたシリーズ初のスピンオフ「日本統一外伝」を皮切りに、現在3本のスピンオフが制作されています。
舞台を過去に遡り、氷室たちと出会うまえの当時山崎組の若頭をしていた川谷たちを描きます。
川谷と兄弟盃が交わしシリーズの序盤を盛り上げた三上組の三上哲也や大宮和也が本編に登場します。
主な登場人物
氷室 連司(本宮 泰風)
氷室連司は頭がキレるクールなリーダータイプ。常に先の先を見据えた策士ですが、カリスマ性も高く味方やカタギには人情味たっぷりで優しい人物です。ヤクザ者のわりには血の気も薄く、無用な争いは好みません。ただし怒らせたら最後、田村も恐れるほどの冷徹さと攻撃性を隠し持っており、裏切り者や卑怯な相手は絶対許しません!
田村 悠人(山口 祥行)
田村は一見すると粗暴で喧嘩っぱやく、シリーズ1作目では殆どチンピラです。(笑) 日本統一内で最も成長していく人物といってもよく、話が進めば進むほど、度量や冷静さ、思いやりが深くなっていきます。
かなりの武闘派ですが、地位や権力にはあまり頓着がなく、尊敬に値する相手はすぐに認め、「俺のほうが上!」みたいな自己顕示欲はありません。氷室にとって最も重要な友人兼子分といった立ち位置で、氷室の窮地を何度も救います。
川谷 雄一(小沢 仁志)
川谷は、氷室と田村が神輿に乗せている親分のような存在。シリーズ1作目では山崎組の若頭でしたが、どんどんと昇進して、侠和会三代目会長に。人情に厚く、義理を重んじるタイプながら、時には茶目っ気も見せる懐の深い人物。人を見る目があり、氷室と田村の価値をいち早く見抜いた人物でもあります。
なお、川谷を主人公にした「日本統一外伝」が公開されました。
ほかにも、幹部たちをメインに据えたスピンオフシリーズも開始。
シリーズ通して登場するメンバーは氷室、そして田村の3人です。過去に登場したキャラクターについては以下でご紹介
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【日本統一】主要登場人物・キャスト一覧(画像付き)
続きを見る
相関図・組織構成
侠和会
日本最大ヤクザ組織。初代の権田はシリーズ1作目で引退、2代目は工藤となり、3代目を川谷就任。名古屋から大阪に拠点をうつす。若頭は氷室、補佐は田村。関西を中心に、四国、近畿、北海道、沖縄 など勢力し、いよいよ関東に進出。丸神会と熾烈な争いを繰り広げています。
<龍征会>
氷室と田村が最初に立ち上げたヤクザ…のような組織。2人が侠和会入りしたことで三上組傘下となります。のちに氷室と田村は上位の組織に組み込まれる形で抜けますが、再び氷室が会長を務めています(甥の健太が亡くなったため)
<信闘会>
侠和会が2代目体制になったことで権力を失いつつあった上田を中心に侠和会への対抗勢力としてたちあげられたヤクザ組織。戦力で大きく劣るも山崎を暗殺、川谷に重症を負わせるなど手酷い傷跡を残します。
<山崎組>
侠和会2代目時代の若頭である山崎が立ち上げた組織。山崎は謀反を起こした上田派の手によって殺害されます。当時若頭は川谷。後に氷室が引き継ぎます。川谷組と共に侠和会で最も権力を持っている組織です。
<三上組>
元若頭補佐の三上がたちあげた組織。氷室や田村は当初三上組の所属でした。
のちに三上の兄弟分である大宮組との対立したことで氷室は山崎組へ。そして田村は大宮が亡くなった後を引き継ぎ2代目に襲名。2人は大阪戦争編で和解し、三上自身は引退して、田村が2代目を就任。氷室と田村は親子の杯をかわしているため、山崎傘下。
丸神会(丸神連合)
関東最大組織。瀧嶋会長から2代目三田が就任。氷室と兄弟分である秋本や、実父と縁の深い棟方などが所属しています。関東最大のやくざ組織であり、侠和会にとって最大のライバル。
<丸打組>
秋本や丸神会2代目会長となる三田が所属していた組織。氷室や田村が横浜にいれなくなって神戸に逃げたのも丸打組を恐れてのことでした。後にライバルであった水神会と合併。
<水神会>
丸打組にとって最大のライバルだった組織。丸神会初代会長や鶴見が所属していた。秋本の努力により丸打組と合併しました。
侠和会と対立した組織
<西日本睦会>
玄誠会や四国会を含む、12団体が反侠和会同盟組織。当初は侠和会と争うつもりではなく、そう簡単に侠和会に攻め込まれないよう自衛のために設立されたが、侠和会を嫌う福本の暗躍により敵対していく形になります。福本死後は、侠和会との関係も改善し、侠和会に吸収合併されました。
<四国会>
四国を統べるヤクザ組織の連合。日本統一を狙う侠和会と玄誠会の抗争に巻き込まれ、それそれの会長が暗躍するも失敗。すべて侠和会に吸収されました。
<東北神農会>
東北最大ヤクザ組織。丸神会や西日本睦会ほとでないにしろ強大な連合組織。博徒系(元は賭場を収入源としていたヤクザ。侠和会や丸神連合はこちら)とは相いれぬ的屋系(露天の商売を収入源としていたヤクザ)の組織でしたが、侠和会や丸神連合の介入により分裂し、侠和会か丸神連合に吸収されていきます。侠和会の傘下である、極山会幹部進友会会長・平川も所属。
<玄誠会>
広島のヤクザ組織。西日本睦会を旗揚げした高坂玄が初代会長。幹事長に福本がいました。後に福本が会長となり、侠和会との関係は悪化をたどる一方で、最終的には福本も殺害。現在は中川至道が会長に就任して、侠和会の傘下へ。
<至誠会>
九州最大ヤクザ組織。6代目が引退したのち、跡目問題にゆれました。熊本の黒木に侠和会が付き、勝利したことで侠和会の傘下へ。 現在は8代目会長に林田洋二が就任しました。
<重光一家>
名古屋最大の組織。跡目問題で氷室が裏で活躍しました。後の渡部によるクーデターの際、渡部側に付くが敗北し、侠和会傘下となります。
<侠尽会>
川谷の台頭で失脚した渡部が、川谷を倒すべく設立を試みた団体。2代目会長の工藤が後押しすると嘘をついてメンバーをあつめたが、結局は瓦解してしまいます。トップは馬場。補佐には渡部が就任していました。
まとめ
ポイント
- 日本統一は氷室・田村が率いる侠和会が全国を統一までを描く任侠映画
- 丸神会と衝突していよいよ終盤へ
- 劇場公開は「×」。DVDレンタルがオススメ
日本統一シリーズをざっくりといえば、そのタイトル通り、日本の極道会日本統一を目指す侠和会の国取り物語です。
ヤクザ映画なので抗争や人の生き死には日常茶飯事ですが、凄惨さや陰鬱な空気はあまりなく、どちらかというと男と男のぶつかり合いといった印象で、ヤクザ映画に慣れていない人でも楽しみやすい作風となっています。
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