本作は前作日本統一34のラストで死んだと思われていた舎弟頭の馬場が復帰したところから始まります。
メインのエピソードは東北の「みちのく一家」の的屋魂と侠和会や丸神会の博徒の考えがぶつかる内容となっており、再び舞台を東北に移します。
東北といえば、かつて馬場が統括していたエリアであり、シリーズでも数々問題が起きたエリアでもあります。
そして、本作で日本統一33から起きていた極山会とのもめごとも本作で完結となります。
本作は過去のエピソードとも複雑に絡んでくるので、これまでのエピソードを振り返りながら、あらすじを解説していきます。
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日本統一35のあらすじ
馬場復活の真相
前作日本統一34のラストで、死んだと思われていた舎弟頭の馬場が姿を表しました。
当時(日本統一29前後)の馬場は、元工藤組系列の渡部が率いた侠尽会によるクーデターにおいて、氷室の指示で潜入スパイとして侠尽会側に潜り込み情報を送っていましたが、侠和会側に復帰した直後に何者かに轢き逃げされて死んだと思われていました。
実はこの轢き逃げ事件は、渡部が馬場の裏切りに気づき、怒りのあまり起こした犯行だったのですが、馬場は重症を負うも死なずに済んでいたようです。
氷室は馬場が生きていることが渡部に知れると今度こそ殺されると考え、馬場は死んだ事にして密かに養生させていました。
※日本統一29では、侠尽会から侠和会に戻った馬場が、侠尽会潜入の功績を加味して、本部長(侠和会No.3)に昇格させてほしいと川谷に直訴しており、裏では「いずれ氷室や川谷を超えてワシが侠和会のトップになったるで!」と漏らしており、その野心に危うさを感じた氷室が暗殺したかのような演出がされていました。
しかし本作で語られた真相は、渡部が真犯人ということになるので、ストーリーに若干の変更があったようです。
ただ本作の馬場も昇進の野心は持っており、「本部長にしてほしい」と川谷に進言しており、キャラクターの性格は変わっておりません。川谷と氷室は田村を本部長にしたいと考えており大きな悩みの種となります。
みちのく一家の春日
前作で「みちのく一家」に属する河本が、丸神会の武闘派である辰巳に焚き付けられて平川と植木を銃撃し、植木に瀕死の重傷を追わせました。平川は植木が庇ってくれたお陰で無傷で済みましたが、この事件には怒り心頭で「みちのく一家」に仕返しをしたいと考えています。
ところが馬場が「仕返しは待ってくれ。みちのく一家との決着は自分に任せてほしい」と言い出します。
馬場は若い頃に「みちのく一家」の総長である春日に命を救ってもらった恩があり、侠和会の手で春日を殺したくない、できれば穏便に済ませたいと考えている様子です。
平川は自分を庇った植木を思って「絶対に仕返しをしたい!」と考えているのですが、とうの植木も河本は憎くても春日のことは恨んでおらず、むしろ好いているようで仕返しはしなくても良いと言います。
そこで氷室は今後の侠和会の方針を決めるためにも、一度春日と話してどんな人物が見極め、お互い納得する形で決着できればいいと考えます。
実際に氷室と田村が春日に合ってみると、かなりの高齢者で頑固者。博徒をとにかく嫌っており「ワシは縁日にくる子ども達の笑顔のため、屋台を経営する的屋のために生きている!おまえらみたいな暴力団は嫌いだ!」とダダをこねます。
植木襲撃は事実なのだからそんな理屈は通らないと指摘すると、その場で自らが所属する極山会会長の小野寺に電話し「みちのく一家は極山会をぬけて、丸神会とは縁を切る」と一方的につたえ、「これで丸神会とみちのく一家は関係ない!平川と植木襲撃も関係ない!」と屁理屈を言い始めます。
その問答に加え、春日が体調を崩して倒れてしまったため、氷室と田村は呆れながら退散します。
みちのく一家を救え!
春日の対応を踏まえ、氷室と進友会の面々で今後どうするべきか協議をします。
進友会の理事長である土井は、春日の屁理屈には怒り心頭で「丸神会を抜けたからって、なんのケジメにもなっていない!襲ったのはみちのく一家の河本なのだから仕返しすべき!」と進言します。
一方、進友会の理事である塚原は、河本とは学生時代からの友達だからか、仕返しをしぶります。
進友会のトップである平川は、春日の行動には納得しておらず、土井と同じく仕返しすべきだと結論付けますが、仲裁に入っている氷室の顔を立てて「少しだけ辛抱する。しかし納得の行く解決策に至らなければ仕返しはするつもり」と妥協案を出します。
氷室は河本が丸神会の辰巳か菊本とつながっている事は察しており、河本がみちのく一家を抜けて丸神連合の軍門に入れば、河本に仕返しをすればいいだけになり、みちのく一家を潰さずに平川の溜飲も下げられると考えます。
放置しておいても河本が丸神会に泣きつくことは明白ですが、このままだと丸神会を抜けたみちのく一家は、丸神会に潰されてしまいます。
氷室と田村は当初、馬場の顔を立てるつもりで介入したのですが、春日の的屋魂や人としての魅力に惚れ込んでしまい、馬場と同様にみちのく一家を救いたいと考えるようになります。
とりあえず氷室は、勝手に仕返しをしてしまいそうな土井と塚原を川上、トラ、丈治の3人に見張らせます。
土井と河本の死
進友会の土井は、氷室達の命令を無視して、河本を殺そうと考えます。彼にとっては河本が平川を襲撃した事がどうしても許せないようです。
そこで河本の新友である塚原に河本を呼び出させて罠にはめる作戦に出ます。
一方の河本は、丸神会の菊村と辰巳に「三田会長の盃をおろしてもらい、丸神の傘下に入りたい」と頼み込みます。菊村と辰巳は交換条件として、塚原を丸神連合に連れてくるように言います。
菊村達は、襲撃犯である河本と侠和会所属の塚原が裏切れば、侠和会と丸神会の抗争は確実となり、全面戦争に持ち込めると考えています。
ともかくして、土井の命令で塚原が河本を呼び出すと、河本も塚原を勧誘する好機と考え、1人で現れます。そこに手下を連れた土井が現れ、河本を刺し殺してしまいます。
仕返しが出来たと喜ぶ土井でしたが、突如塚原が裏切り、土井とその手下を全員撃ち殺してしまいます。
塚原の謀略
塚原は、平川と氷室に「自分が河本によって呼び出され、助けに入った土井が河本と相打ちになった」と嘘の報告し、悔し泣きする素振りを見せます。
「みちのく一家の凶行か!」と激怒した平川は、塚原に「兵隊をあつめろ!」と指示します。
一方丸神会では、極山会の会長である小野寺が、みちのく一家を助けようと考え、兵隊を集めようとします。小野寺もまた春日の人柄を知っており、慕っている様子です。
氷室が、塚原の行動が怪しいと疑い始めた矢先、馬場の情報により、塚原は春日の実子であることが判明します。
塚原の母は、春日と縁が切れて早くに亡くなっており、父である春日を恨んでいる可能性が高く、春日をハメるために、みちのく一家と進友会をぶつけようとしているのだと言います。
春日の決意
息子(塚原)の謀略と気づいた春日は、丸神会の本部に単身乗り込み、三田会長に「みちのく一家は極山会を脱退した。丸神会とは関係なくなったのだから、進友会との抗争には手出し無用」と発言します。
春日に死んでほしくない小野寺は、「みちのく一家だけで進友会に勝てるわけがない!考え直してくれ!」と言いますが、「進友会との争いは自分で決着つけなくてはいけない」と譲りません。
春日としては、息子との対立が招いた今回の事件の責任をとろうとしています。
三田会長は、春日には大きな決意があると悟り、「みちのく一家には助力も手出しもするな。今後丸神会が青森に進出することがあってもみちのく一家には手を出すな」と指示をだします。会長の命令なので、辰巳と菊村もしぶしぶ納得します。
一方、田村は平川に「春日は関係ない。塚原の行動が怪しい」と説得し、みちのく一家への逆襲を抑えさせます。
進友会(侠和会)と丸神会の両陣営が抑えられたところで、氷室が春日に会いに行くと「全ては息子(塚原)をまともに育てられなかった親である自分に責任がある」と言い、氷室に土下座して塚原と一騎打ちを所望します。
春日の決意にまけた氷室は、一騎打ちの段取りを行いますが、御老体である春日に勝機なしと考え、こっそりフォローできるように人員を集めます。
春日と塚原の一騎打ち
一騎打ちの当日、塚原は部下を多数動員して、一騎打ち前に闇討ちしようとしますが、氷室達のフォローで全員失敗におわります。
春日と塚原が対面すると、春日は自分を恨む塚原の思いを受け止めようと考えますが、塚原は「あんなババア(母)は死んで当たり前だ。」と吐き捨て、親子関係では恨んでないとの事です。
実は平川の居場所を伝えて河本をけしかけたのも塚原であり、進友会の平川と土井、みちのく一家の春日と河本が死ねば、進友会の跡目は自分になり、みちのく一家の縄張りも奪って、大儲けしようと考えていたのでした。
春日は塚原の強欲かつ腹黒さに憤怒し、塚原に短刀一本で襲いかかります。老体の春日を心配した氷室は、こっそりと銃でフォローし、塚原は春日の手で死にます。
数日後、氷室と田村に恩義を感じた春日は二人を認め、完全和解します。ただし、侠和会には入りません。(氷室もそれで良いと考えている様子です)
馬場と田村
馬場と植木の体調もよくなって完全復帰し、侠和会の定例会議に参加します。そこで馬場が、療養前に持ち出していた本部長昇進の件を議題にあげます。
馬場は当時、自分の功績を考えて本部長にしてほしいと川谷に頼んでいましたが、突然「本部長には田村がふさわしい」と発言し、前言を撤回します。
川谷にとっては寝耳に水でしたが、本当は田村を本部長にしたいと考えていたので了承します。幹部全員も納得の流れとなり、田村はしぶしぶ本部長に就任します。
名言はされていませんが、氷室が馬場を説得したようです。
ちなみにこの前後に「ヒロシ」という九州の極道が出所し、川谷のもとに挨拶に来ます。
どんな人物かこの時点では定かではないですが、日本統一36に続きます。
「日本統一35」登場人物
氷室 蓮司
【侠和会】若頭・龍政会会長
氷室は日本統一シリーズの主人公ともいうべき人物。知略にたけた頭脳派ですが、実は喧嘩も強く、本気をだせば田村より強いと田村自身が語っています。
本作ではみちのく一家との進友会の抗争を止めるべく奔走します。
田村 悠人
【侠和会】若頭補佐→本部長
田村は氷室に続く準主役の人物。喧嘩っ早く単純ですが仲間には情が厚く、頼れる兄貴分です。氷室がキレた時に抑えられるのは田村だけで、場合によっては田村のほうがずっと冷静です。
わりと刹那的な考えをしており、地位や名声には殆ど興味なし。氷室や川谷、仲間が楽しく生きられればそれでいいと考えているようです。
本作ではついに本部長に就任し、侠和会内ではNo3のポジションにつきます。
川谷 雄一
【侠和会】会長
川谷は、侠和会の3代目会長。日本統一1作目では侠和会内の山崎組若頭という立場でしたが、どんどんと出世しトップになりました。
本作で田村が本部長に就任できたことを喜んでおり、川谷体制は盤石のものとなっています。
●中島 勇気
【侠和会】中島組組長・四国ブロック長
中島は、氷室に従う部下の一人。氷室と田村からの信頼も厚く、彼自身も忠義に厚い人物です。
派手に手柄を上げるタイプではありませんが、独断専行するようなこともなく、サポート力抜群です。
氷室チームの中ではバランスの取れた人物で、知恵も戦闘力もそこそこあり、事あるごとに氷室から指令をうけては忠実にこなしていきます。
● 川上 章介
【侠和会】山崎組若頭補佐
川上は中島と同じく、氷室と田村をずっとサポートし続けてきた人物。一度は刑務所にお世話になったこともありますが、復帰後も前と変わらず支え続けています。
氷室も「いつも損な役回りをおしつけてしまう」と語っていますが、本人は気にしておらず、氷室と田村のために身を粉にして働く、縁の下の力持ちです。
本作でも氷室の手足となり、奔走します。
●坂口 丈治
【侠和会】山崎組 四代目組長
坂口 丈治は川谷の実子。現在は山崎組組長という立場にあります。登場当初はただのチンピラのような性格でしたが、氷室や田村に触れて成長、いまではりっぱな極道となっています。
侠和会の初代会長の実子、権田 陵一とは良いライバル関係で、お互いに意識しあい、どちらが先に出世するか争っている節もありましたが、現在では良き親友でした。
本作ではあまり出番がありませんでしたが、今後の活躍は期待できそうです。
●大成 虎雄
【侠和会】川谷組幹部
田村からは「虎」と呼ばれている田村の子分。氷室に懐いていないわけではないが、どちらかといえば田村にべったり。
田村をもう少し可愛く、かつお馬鹿さんにしたような性格で、粗暴な部分もあるが情に厚く、人情沙汰には弱い様子。
武闘派で田村と一緒に戦うことが多い印象で、何気に戦闘時の反応は早く、田村の良いフォロー役となっています。
●土岐 匡平
【侠和会】幹部・北陸ブロック長
土岐は若頭補佐で、氷室を支えている人物。言動が荒く好戦的にも見えますが、一線をわきまえており、勝手な行動は取らないタイプ。
丸神会の菊村を抑えるために小指を切っており、菊村に対する恨みを溜め込んでいます。
●林田 洋二
【侠和会】若頭補佐・至誠会会長
林田は黒木の後をついで、前作から至誠会(九州)の会長に就任。
部下や兄貴分のことを熱く想っている人物であり、氷室に対する忠誠心もかなり高い方です。
平川 進
【侠和会】幹部
平川は、もともと東北に居を構えていた的屋系の極道でした。わりと好戦的でイケイケなタイプですが考えなしに動くタイプでもなく、周囲からの信頼は厚い人物です。
本作では進友会のトップとしてみちのく一家への報復を考えていますが、総長の春日にたいしては尊敬もしている様子です。
植木 尚人
【侠和会】幹部
植木は刑務所時代に氷室と兄弟分の杯を交わした仲で、的屋系の極道です。わりと穏健派でモラルも持った人物であり、平川とは意見が合わないこともあるようですが、仲は良い様子。
極山会系の河本に撃たれてしまい重症を負ってしまいましたが本作で復帰します。
みちのく一家の春日を「とんでもない頑固爺」と呼びつつも愛着があるようで、憎んではいないとの事。
馬場 伊左雄
【侠和会】若頭補佐
馬場は日本統一29で死んだと思われていましたが、前作ラストで復帰しました。
多少強引なところもありますが、恩義はしっかり通す男らしい人物です。本部長を狙っていましたが、本作で田村を本部長に推し、一歩下がります。
関東エリア
三田 太源
【丸神連合】ニ代目会長
三田は丸神会を統べる会長。熟考に熟考を重ねて行動するタイプで、衝動的な行動を嫌う。会の事を第一に考えており、己の身可愛さに行動することはない様子。
政治家との癒着にはこりており、今後は極道らしく生きると決めています。
本作では、春日の極道としての生き方に感銘をうけるなど、男らしさも持ち合わせています。
●沖田 学
【丸神連合】幹事長
沖田は、丸神会のNo2ともいうべき人物。三田の指示通りに動いており、時に冷徹な判断もできます。
三田にかわり丸神会の執行部を動かすことも多いのですが、型破りな部下が多く、頭を悩ませています。
小野寺 和昌
【丸神連合】理事長補佐・極山会ニ代目会長
東北の的屋系極道をまとめる極山会の2代目理事長。平川や植木とは馴染みのある人物。
辰巳が勝手に自分の部下を煽って、平川と植木を襲わせたことに苛立っており、辰巳は除名すべきとすら考えています。
みちのく一家の春日は、身分としては自分より下ですが、目上の人間として扱っています。
●菊村 重政
【丸神連合】幹部・鶴見組組長
菊村は鶴見組のNo2ともいうべき人物だったようですが、鶴見が死んだことで、鶴見組を受け継ぎ、組長となって幹部入りします。
鶴見と同じくかなりの武闘派でイケイケなタイプであり、侠和会に復讐したくて仕方がありません。
普段は冷静なようですが、血が登ったときは獣のような顔をします。
●辰巳 龍三
【丸神連合】三田組 幹部
三田組に所属している武闘派で、三田会長に心酔している人物。
三田会長が権田により殺されかけたことに怒りが抑えきれておらず、三田を思うがばかりに、彼の思惑も確認せず、武力で侠和会を押さえつけようと考えています。
●美南
【一般人】川谷の妻
美南は、元々は小料理屋の女将でしたが、現在は川谷の妻となっています。
侠和会にとっては良い姐さんとして慕われており、大切にされています。
東北エリア
春日 巳代松【NEW】
【丸神会】極山会みちのく一家 総長
みちのく一家の総長にして、的屋極道会の重鎮。「縁日にくる子供の笑顔のために生きる」と豪語しており、極道としての覇権争いや裏稼業の収入などには興味がない様子です。
その人柄から多くの人に愛されており、氷室や田村、馬場を始め、植木や、立場上は上司にあたる極山会の会長小野寺に好かれています。
頑固者ですでに老体ですが、氷室いわく「この先侠和会に入るとは思えないが、あんな人がいても良い。いて欲しい」との事。
●春日 ももこ【NEW】
【一般人】春日の妻
ももこは、春日の幼妻で、年は半世紀近く離れているようです。
春日を愛情たっぷりに支えていますが、極道の妻としての覚悟もできているようで、春日が死を覚悟して決闘しにいく際も、涙をこらえて見送ります。
河本 慎吾
【丸神会】極山会みちのく一家 総長補佐
丸神会所属で極山会みちのく一家の総長補佐を担う人物。
丸神会の辰巳や菊村とつながっており、彼らの命令によって平川と植木を襲った事が問題となっていましたが、塚原の策略で土井に殺されてしまいます。
塚原 康雄
【侠和会】進友会 理事
侠和会の進友会理事で、河本とは古い仲。
実は春日の実子なのですが、性格が歪んでおり、土井と河本を罠にはめて殺し、進友会の実験を握ろうと考えていました。
結局、謀略がバレて春日と一騎打ちすることになり、死んでしまいます。
●土井 潔
【侠和会】進友会 理事長
侠和会の進友会理事長で塚原の兄貴分的な存在です。
平川を襲撃した河本には怒り心頭で、上層部の命令もきかず河本を殺してしまいますが、最後は塚原に裏切られ殺されてしまいます。
九州エリア
ヒロシ【NEW】
【?】九州の極道(?)
本作ラストに登場した、出所したばかりの九州の極道。
どんな人物かはまだわかりませんが、川谷に出所の挨拶にきたところをみると侠和会の敵ではない様子。
まとめ
ポイント
- 本作は1エピソードで完結する、みちのく一家を中心とした的屋極道の話
- 田村が本部長(侠和会のNo.3)に就任したことで、TOP3が川谷、氷室、田村になる
- ラストで九州の極道とおもわれるヒロキが登場するため、次作は九州が舞台かも。
本作は間話ともいうべき内容で、1エピソードで完結するハートフルストーリーが魅力ですが、シリーズ全体に関わる重要事項としては、田村がついに本部長(侠和会のNo.3)に就任します。
侠和会TOP3が川谷、氷室、田村となるため、川谷体制としては今までにない完璧な仕上がりとなりました。
一方で、本作ラストで「ヒロキ(ヒロシ)」という九州極道が出所し、川谷のもとに挨拶に来ます。この男がどんな人間なのかは語られていませんが、次回以降に語られます。
次作はスピンオフ「日本統一外伝」を挟んで、かつての大宮や三上を巻き込んでいきます。