【日本統一23】ネタバレ結末! 東北抗争に決着!沖縄と北海道も併合

日本統一23では、日本の極道の縮図が大きく変わります。東北の抗争が終息していく一方で、氷室は沖縄、田村は北海道の派遣を制すために行動をおこします。

一方で工藤組の残党がついに大きく動き出し、氷室を暗殺しようとしたり、丸神連合内にもパイプを作ろうとしたりなど過激に。そしてなにより渡部がある決心をします。

本作の一番の見所は、氷室と平川の決闘。一対一で男同士の熱い戦いが繰り広げられます!

ここでは「日本統一23」のあらすじから登場人物、おさえておくと楽しめる重要なネタバレから隠れた伏線まで、詳しくまとめていきます。

「日本統一23」あらすじを丁寧に解説

氷室がヒットマンに狙われる

日本統一23では、エピソードの冒頭にいきなり氷室がヒットマンに襲われます。防弾チョッキを着ていたおかげで殆ど無傷で済みますが、侠和会側は全く犯人が掴めません。

この騒動を起こしたのは、元工藤組の林が指示したものでした。渡部もこの事実を知りません。いずれにしても、「氷室が何者かに襲われた」という事実だけが残り、侠和会の上層部では緊張感が走ります。

瀧島と松永

滝島(初代丸神会会長)は前作(日本統一22)にて、氷室から「極山会と丸神連合との抗争を止めて欲しい」とお願いされていました。(滝島にとって氷室は、兄弟分であり命の恩人でもある藤代正光の実子であり、これを快諾。)

早速、極山会の会長である松永と会談します。滝島は「いつまでも片意地はって極道の世界にしがみつくより、耄碌(もうろく)したほうが幸せ」と告げ、引退を促します。松永は極山会を丸神連合で引き取ることを条件に引退を決意します。これにより極山会はまるごと丸神連合入りすることとなりましたが、進友会の平川と植木組の植木はこれに納得せず、独立を表明します。

植木は氷室と兄弟分なので、ほぼ侠和会の身内のようなもの。進友会の平川のみが孤立無援の形となってしまいます。

沖縄の極道「琉球会 」

極山会が衰退した時を狙って、氷室は沖縄を侠和会側に吸収すべく動き出します。沖縄を統べる極道「琉球会」は、本土の極道とはあまり交わりがなく、わが道を行くタイプで盃よりも人と人のつながりを重要視しています。

現琉球会会長の真栄田とは話が合い話が上手く進みますが、先代の会長であり最高顧問の宮里が首を立てに振らないとの事。氷室は単身、宮里のもとに出向き交渉することを決意します。

宮里は最初、氷室と会おうともしませんでしたが、宮里を狙うヒットマンを制した事で恩ができ、氷室の日本統一にかける夢に納得して、侠和会入りを決意します。

北海道の極道と田村

田村は氷室と同時期に北海道を制すべく、北に飛びます。田村は北海道の極道幹部を一箇所にまとめると、「侠和会に入るか、敵対するか24時間以内にきめろ」とだけ言い残し、飲んで遊んで夜の街を楽しみます。

そして翌日また、北海道の極道幹部にたいし「24時間たったがどうするつもりだ?」と詰め寄ります。反対するものは即射殺し、残る者を恐怖と圧力で強引に侠和会入りさせてしまいます。

対話で穏便に済ませた氷室とは対象的に、暴力で解決する田村という構図になりました。

木島と元工藤組

木島は侠和会内での地位が落ち、不満ばかり。工藤組残党と会う機会も増えていくようになります。倉本から毎回資金援助してもらい、夜遊びをすることでストレス解消している様子。

しかしその飲み会で、侠和会の内部情報をもらしてしまい、知らず知らずのうちに工藤組残党にとっての情報源になってしまいます。

この情報をもとに元工藤組はクーデターを計画。氷室や川谷を陥れる計画を練り始めます。

工藤組残党が苗村と接触

工藤組残党の林は、丸神連合の苗村と接触します。林は「川谷や氷室が気に食わないので協力しないか」と持ちかけると苗村は最初突っぱねます。

しかし、川谷が丸神連合の重鎮である棟方と兄弟分である事や氷室が初代藤城組の忘れ形見である事、氷室と三田組幹部の秋元が兄弟分である事を話しに出し、このままだと丸神連合は侠和会親交派と侠和会対立派に割れてしまうぞと脅します。

苗村はこの話に危機感を覚えたようで、結局は工藤組残党と手を組むことを極めます。この行動は丸神連合の幹部にも秘密となるため、苗村にとっては大きな博打となります。

氷室と平川の決闘

極山会の殆どが丸神会に吸収され、進友会は孤立無援。会長の平川には光明がありません。そこで平川は最後に散り華を咲かせようと氷室と決闘することに決めます。

銃撃戦と殴り合いの結果、氷室が勝ち平川は死を悟りますが、「侠和会の看板で神農(的屋系極道)をまとめ上げ、神農道を貫き通してくれ」と告げます。これに心を打たれた平川は侠和会入りを決意し、東北の一部は侠和会のシマ内となります。

(植木は元々侠和会入りをかんがえていたので、平川と植木の領地が侠和会のものとなります)

「日本統一23」登場人物

氷室 蓮司

【侠和会】若頭

日本統一シリーズの主人公。親友の田村と共に極道入りし、川谷の下で日本統一を目指します。

頭が切れる策士タイプで、仲間内には優しく争いを好まない。ただし敵や気に食わない事にはキレやすく暴力的になる一面もあります。

本作では、沖縄極道の併合にも向かいますが、義理と人情で解決すべく、暴力に頼りませんでした。

田村 悠人

【侠和会】若頭補佐

日本統一シリーズのもうひとりの主人公。氷室を慕い、共に日本統一を目指しています。川谷の事も尊敬していますが、どちらかといえば全ては氷室のため。

喧嘩っ早く単純な思考回路にみえるが察しが良いし、仲間思いで忠義にも厚い人物。氷室とは逆に芯は落ち着いており、氷室がうろたえたり、キレた時は全力で支えます。

本作では田村の荒々しい部分が描かれており、北海道の極道を暴力で強引に抑え、侠和会に併合させてしまいました。

川谷 雄一

【侠和会】会長

氷室と田村の命を救い、極道入りさせた張本人。自身の力だけでなく人を見る目もあり、人情味もある根っからの親分肌。

若頭という身分だったが、工藤の引退により三代目会長になります。早くから氷室の実力を見抜いており、自分の側近とすることで力をつけます。

実力主義の傾向があり、年功序列などは無視する傾向にあり、その事で内部からの反感も買ってしまいがち。

中島 勇気

【侠和会】中島組組長

氷室や田村の指示に従う、いわゆる氷室一派の一員。普段は軽快で冗談も言うような気さくな性格ですが、氷室の敵や組の敵に対してはかなり無愛想な人物。

頭の回転はそこまでよくないようですが、空気は読めるタイプ。

大成 虎雄

【侠和会】川谷組幹部

田村にべったりくっついている武闘派の男で通称「トラ」。スタンドプレイをするようなことはありませんが、かなりの武闘派で頭の方は空っぽ。

仲間内での人情話には弱く、女の子にも弱い性格。

川上 章介

【侠和会】山崎組若頭補佐

氷室や田村に学生時代から連れそう古参の子分。兄貴分の2人には非常に従順で、地位や名声には興味がなく、氷室や田村のためなら何でもする覚悟を持っています。

本作では神戸の本部に居残り組となり、氷室が留守の間、目を光らせています。

渋谷 セイゴ

【侠和会】三上組組長(画像左)

渋谷は三上組の頃から氷室や田村と縁のある人物。当初は渋谷のほうが先輩なので立場が上だったがすぐに追い越されてしまいました。

その事を田村が気にしたこともあったが、渋谷自身は気にしておらず、自分の格を理解している様子。

坂口 丈治

【侠和会】山崎組若頭補佐

川谷の実子で、現在は氷室の下で修行中の身。当初はただの暴れん坊でしたが、極道入りして男を磨き、今では聞き分けも良い若手有力株。

父譲りの度胸の良さを持ち、物怖じすることは殆どない様子。氷室からは山崎組の跡目にと考えられており、奮闘中。

馬場 伊左雄

【侠和会】舎弟頭

馬場は三代目体制のころはNo3の位置にあり、三代目体制においては、年功序列でいえば若頭(No2)になる予定でした。

しかし、川谷の若手育成計画により、舎弟頭の地位に落ちてしまいます。

野心家で単純そうに見えますが、実は懐の深いところもあり、1世代前の極道を地でいく男といった印象です。

木島 一茂

【侠和会】若頭補佐

当初は氷室や田村にとっては兄貴分の位置にいましたが、すっかり追い抜かれてしまい焦りを感じている人物。

根は実直であるものの、周りに流されやすく、いざという時の判断力に多少難があります。

三代目新体制の煽りで、立場が落ちてしまい、妥当川谷と考える元工藤組の連中に拐かされてしまいます。

中川 至道

【侠和会】若頭補佐 西日本睦会会長

西日本睦会の会長であり、現在は氷室の仲間内。元々は敵対組織の一員でしたが、氷室に対する暗殺計画などは知らされておらず、反侠和会の代表であった福本が死んだ事で、彼がトップとなりました。

思慮深く、義理や人情にも厚い人物で氷室も信用している様子。

黒木 元誠

【侠和会】若頭補佐  至誠会会長

氷室の助力もあり、七代目至誠会会長となった人物。現在は九州ブロックをすべて束ねています。

いわゆる九州男児で、竹を割ったような男らしい性格をしています。

瀧島 彪雄

【丸神連合】初代会長

元水神会の会長で、丸神連合の初代会長。丸神連合にとっては神の如き存在でしたが、高齢のため三田 を跡目として引退します。隠居の身ですが、影響力は残っている様子。

氷室の父である初代藤代組の組長とは兄弟分の間柄で命を救われた仲。

三田 太源

【丸神連合】ニ代目会長

瀧島の後をつぎ、丸神連合の二代目会長となった人物。元々は丸内組系の極道であり、鶴見は当初嫌っていました。

初代の瀧島曰く「良い男」であり、思慮深い一方、決断力もある様子。時には冷徹とも思える判断も迷わず実行できる人物です。

沖田 学

【丸神連合】幹事長 

丸神連合の発足には異を唱えていましたが、秋本の説得により考えを改めた人物。元水神会系でしたが、三田が二代目となることにも不満を感じていない様子。

上への忠義には厚い一方で、それ以外の者には高圧的な態度をとりやすい印象。会のためなら身を粉にして働くタイプです。

棟方 龍治

【丸神連合】理事長補佐 三代目藤代組組長

初代藤代組組長(氷室の父)の頃から藤代組に身をおくベテランの極道。川谷とは兄弟分の関係にあり、氷室のことは敬意をこめて「若」と呼びます。

古いタイプの極道ですが非常に人情味があり、氷室にとっては数少ない家族のような存在。

氷室は侠和会にいるため、立場的にはライバルの組に在籍していることになりますが、いまでも氷室には頭が上がらない様子。

鶴見 憲吾

【丸神連合】若頭補佐

元水神会系列の極道で、丸内系の三田がニ代目となることには納得していませんでしたが、現在は納得し、丸神連合のために動いています。

喧嘩っ早いが思考も鋭く、田村と氷室を足して2で割ったような人物で、かなりの武闘派です。

若宮 猛

【丸神連合】丸神連合局長

日本統一1から登場している関東の極道。当時は性格の悪いイヤな人間でしたが、心変わりして今では度胸も人情もある立派な男。

秋本不在の間、三田組を支えており、氷室とも兄弟分の間柄です。

奈村 志郎

【丸神連合】幹部(名古屋)

名古屋を管轄に持つ丸神会の幹部。名古屋は侠和会の侵入を許しており、現状に全く納得言っていません。

しかし丸神連合は「今は侠和会と戦うべきではない」というスタンスをとっており、会の考えに怒りすら感じています。

本作では元工藤組の連中と秘密裏に会談し、手を組むことを決めます。

松永 清吉

【極山会】会長

極山会を統べる会長ですが既にかなり高齢。丸神会初代会長の滝島とは兄弟分の仲である様子。

滝島の説得により本作で引退。丸神連合とは戦わず、のこる会の者を丸神連合入りさせます。

平川 進

【極山会】極山会幹部 進友会会長

極山会の中でも指折りの武闘派で、鶴見や田村と似たタイプ。好戦的ですが無鉄砲でもなく、むしろ自制心はあり、テキ屋系の極道というものに誇りを持っています。

そのため、丸神連合に併合されることには納得いかず、独立という形をとりますが、最後には氷室と和解して侠和会入りします。

植木 尚人

【極山会】極山会幹部 植木組組長

植木は「日本統一4」の刑務所内のエピソードで氷室と兄弟分の契を交わした仲。平川とは意見が会いませんが、仲が悪いというわけではなく、単純に極道としての性格が違うだけの様子。

極山会が丸神連合に吸収される事になった折、独立して侠和会入りすることを決めます。

渡部 圭太

【元侠和会】元本部長

工藤組系列の極道で、工藤にとっての腹心でした。出世欲が強く、ライバルである川谷のことをよく思っていません。

工藤は渡部にあまり相談せずに引退、工藤組を解体してしまったために、出世街道から外れてしまいます。

現在は、川谷や氷室を倒して返り咲くべぐ奮闘しています。

倉本 忠司

【一般人】倉本建設社長

倉本建設という会社の社長ですが、工藤組との癒着が強い会社だったようです。

工藤組が解散してしまったことで、極道とのパイプが無くなった事に不満を感じており、渡部を極道に復帰させようとしています。

金と保身の事しか考えていない業の深い人物ですが、なにかと金の力で強引に解決しようとします。

【元侠和会】元工藤組組員

工藤組が解散となってしまったことに納得がいかない、渡部の子分。

「工藤や渡部の引退は、川谷や氷室の陰謀」と考えており、氷室を暗殺しようするなど、手段は選んでいません。

渡部のことを真に考えているかは謎が多いですが、少なくとも氷室のことはよく想っていないようです。

真栄田 幸洋

【琉球会】会長

現在の琉球会会長。少し前まで沖縄内では極道同士の抗争があったようですが、真栄田が一つにまとめた様です。

沖縄極道は本土の人間を信用しない傾向にありますが、氷室と会談して彼を気に入り、前会長の宮里が首を縦にふるなら、侠和会入りしてもいいと約束します。

氷室いわく「二枚舌を使うような奴ではなく、信用できる男」との事。

上原

【琉球会】理事長

上原は真栄田に付き従う琉球会のNo2ともいえる男です。真栄田と同じく氷室の事は気に入ったようで、侠和会入りには文句がない様子。

ただしやはり前会長の宮里には頭があがらないようで、宮里がOKしないかぎり、兄弟盃は受けられないとの意見でした。

宮里

【琉球会】最高顧問(前会長)

真栄田にとっては親(親分)となる、琉球会の前会長であり、現在の最高顧問。とはいえ殆ど隠居の身で現在は居酒屋を経営し、昼からお酒を飲んでいるような人物。

本土の極道のことは、「口で何を言っても腹で何を考えているかわからないやつら」と考えており、一切信用していません。

氷室のことも当初は信用していませんでしたが、話の席で極道会統一の夢をきき、その夢にのっかってやろうと快諾します。

まとめ

ポイント

  • 青森・極山会は丸神に吸収される。
  • 侠和会は北海道・沖縄を統一
  • 工藤組が遂に本格始動する

極山会が丸神連合に吸収され、そのうちに侠和会が北海道と沖縄を制した事で、神農(的屋系極道)の抗争は解決となりました。

次作の日本統一24では、新体制の一環として各地にブロック制が引かれることとなり、侠和会の活動はより近代化されていきます。しかし渡部率いる元工藤組の暗躍が本格化し、侠和会内での不穏分子が活発化します。

一方で川谷会長やトラの恋愛エピソード、初代権田会長の息子が登場するなど、新展開も多く、バラエティに富んだ内容となっています。

次回のエピソードを詳しく知りたい方は「【日本統一24】ネタバレ結末!ブロック支部制度導入で新たな波乱の幕開け」をご覧ください。

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