【日本統一10】あらすじ・ネタバレ結末!四国編前編・憂国義勇党の狂犬に侠和会の幹部が大ピンチ!

日本統一10では兵庫県の明石を中心に侠和会に所属する一考会と四国の極道が抗争になります。四国編の前編ともいえる内容なので、本作を理解しないと続く日本統一11は理解しにくいかもしれません。

一方、前作で破門された健太は、引き続き極道に復帰しようと奮闘しますが、氷室たちにはあまり相手にされず悔しい思いが続きます。

また、本作では丸打組と水神会の合併に心血を注ぐ秋元のエピソードが含まれており、関東極道にもおおきな変化が生まれていきます!

一考会の敵となる組織には背後に政治結社がおり、政治結社は西日本睦会の福本を関係があり…と非常に難解なエピソードとなっているので、ここでは重要なポイントに絞って、詳しく説明していきます。

 

「日本統一10」あらすじ・みどころ

明石の乱闘事件

侠和会に所属する一考会は、舎弟頭の尾本が会長をつとめる直参組織です。一考会は明石ゴムという大手企業の産廃事業を請け負って大きな利益を出しています。

明石ゴムの社長は女好きでトラブルばかりなので一考会がサポートしているのですが、そこに玄誠会と関係のある広島の総会屋が首を突っ込んできて、侠和会VS玄誠会の形になります。

尾本の部下である木島が総会屋と話をつけようとするも一向に上手くいかず、イライラした木島の部下が総会屋を皆殺しにしてしまいます。

総会屋は玄誠会がバックについていることは解っていますが、表向きは玄誠会の看板を上げていない会社です。

そこで侠和会の川谷は玄誠会の高坂会長に「明石の一般人に広島の総会屋がゆすりにきたので対処した」と電話します。

総会屋は福本と関係があるものの、そもそも総会屋の行ったことは侠和会のシマ荒らしとなるため、高坂は仕返しはしないと言います。高坂曰く、侠和会のシマ荒らしに対抗て西日本睦会を作ったのに、こちらがシマ荒らししては本末転倒とのことです。

福本は高坂の決定に納得いきませんが、しぶしぶ了承します。

憂国義勇党の猪塚

明石ゴムの騒動にキナ臭さを感じた氷室は、社長の見張りを中島に命じます。

明石ゴムを揺すっていた総会屋は憂国義勇党という表向き政治活動団体がバックに付いており、代表の猪塚は香川県の義仁会という極道組織の一員でした。

福本が高坂の意向を伝えるために「侠和会に仕返しなし」と猪塚に告げに来ると、猪塚は納得しません。むしろ明石に事務所を構えて、明石ゴムが抱える産廃事業の利権を、侠和会から根こそぎ奪ってやると言います。

福本にとって猪塚は、福本も理解出来ぬほどの狂犬であり、どうしても仕返しをするという猪塚に渋々と軍資金を工面します。

猪塚は速憂国義勇党の看板を明石に立てると、女遊びをしている明石ゴムの社長を襲い、理やり産廃事業の利権を奪おうしますが、中島達に撃退され、事なきを得ます。こうして憂国義勇党と侠和会の抗争が始まります。

前作で破門となった健太は、こっそりと田村などに接触し、手伝おうとするが、なかなか相手にしてもらえません。

丸打組の秋元と水神会の沖田

水神会に所属する有力な極道、沖田組の沖田が出所します。

丸神連合の締結は、沖田が獄中に居る間に起こったことであり、沖田は納得できていません。

沖田は「これまで敵同士だった奴らと手をくんだら、これまで死んでいった奴らに申し訳が立たない。敵と組むなんて絶対に嫌だ」と言って、秋元の考えを否定します。

秋元は、沖田を納得させないと丸神連合は空中分解すると考えており、沖田を説得すべく動き出します。そして自分と会おうとしない沖田に強引に接触し「どうしても連合になるのが嫌なら俺を殺せ」と詰め寄ります。秋元の覚悟をみた沖田は納得して、秋元と手を組む事をきめます。

秋元と沖田が兄弟分になったことで、丸神連合は結びつきが強くなり、連合として強力な力をつけていきます。

本エピソードでは語られていませんが、丸神連合の反対派はまだまだおり、後々のエピソードで登場します。

四国会の義仁会

憂国義勇党の猪塚は、四国会の義仁会会長、国宗豊に呼び出されます。ここで憂国義勇党は義仁会に属する組織であることが判明します。

猪塚の明石侵攻は独断の行動であり、国宗は「勝手に侠和会と抗争状態に発展させた」として怒りを顕にします。

今すぐ手を引けという国宗に対し、全く言うことを聞く素振りもなく、一考会の尾本を殺して、明石のシマを広げてやると言います。

尾本は侠和会の舎弟頭であり、尾本を殺した場合、義仁会が侠和会と抗争のなるのは確実なので、国宗会長は「絶対にやめろ」「破門にするぞ」といいますが、猪塚は言うことを聞きません。

侠和会との抗争に怯えた国宗は四国会会長の赤松に協力を求めますが、四国会は連合組織なのに、それぞれのトップが己のことしか考えておらず、「義仁会が潰れたらシマを奪える」と悪巧みをして助けてくれません。

そこで国宗は政治結社界のトップ、大日本礎會会長の堀井に仲裁をお願いします。(憂国義勇党も表向きは政治結社)

堀井は氷室と兄弟分でもあり、氷室は堀井の顔を潰すことはできません。仲裁は難航するが最後には工藤会長が納得し、手打ちになりかけます。

猪塚の独断抗争

侠和会の一考会と義仁会が手打ちになろうという時に、憂国義勇党が一考会を襲い、破断となります。大日本礎會会長の堀井も激怒し、義仁会の国宗は放心状態となり、引きこもり始めます。

健太の情報により憂国義勇党の動向がわかり、田村が憂国義勇党の事務所を襲います。殆どの党員は死にますが、猪塚は逃げ出し、行方がわからなくなります。

猪塚は逃げるときに一般人にも被害を出しており、抗争は世間も知ることとなります。

抗争が激しくなったことで、一考会だけでなく侠和会全体の問題となり、川谷も今後は手打ちなどしないと宣言します。

尾本の引退と死

一般人にも被害をだしてしまったことで、侠和会は警察に目をつけられてしまいます。警察は会長の工藤逮捕も辞さない様子です。

自体を重くみた一考会の尾本は、世間に抗争終了と尾本の引退声明を出し、納得させる案をだします。

尾本は侠和会の中でも皆に慕われる大御所だったので、川谷は考え直してくれと懇願しますが、尾本の決意は変わらず渋々了承します。一考会の跡目には、木島が就任する事となります。

しかし声明を出す前に憂国義勇党の鉄砲玉により尾本が殺されてしまい、侠和会全体が激怒。川谷は憂国義勇党、四国会、西日本睦すべてを絶対に潰すと決意を固くします。

猪塚への報復と侠和会の新人事

憂国義勇党の猪塚は兄弟分である丸神連合の沖田のもとに逃げ込んでいました。

侠和会が土足で丸神連合の中に踏み込むわけにはいかないので、氷室は秋元に「沖田と会いたい」とお願いします。しかし秋元は沖田が簡単に猪塚を放り出すとはおもえず、さらに丸神連合がやっとまとまってきた難しい時期なので、自分が変わりに沖田に掛け合うと申し出ます。

秋元が「猪塚を出せ」というと沖田は、「クズでも自分を頼ってきたやつは見捨てられない」と嫌がりますが、沖田の元にいる間に尾本を殺した事を知り、愛想をつかして差し出します。

こうして猪塚は田村に引き渡され、木島のもとに引き渡されます。木島は親である尾本を殺された恨みを晴らすべく、凄惨を極める拷問の末、猪塚を殺します。

猪塚の親である国宗も獲りたいところだが、尾本が抗争終結宣言を求めていた事を考え、工藤会長は報復を中止とします。

しかしこの事に納得できない氷室は、こっそりとヒットマンを雇い、国宗を交通事故に見せかけて殺します。

今回の事件解決と同時に、氷室は山崎組の組長となり、侠和会の直参となり、一考会の木島も会長となったので幹部入りします。また田村は川谷組の跡目につき、三田組の会長は田村から渋谷に移ります。

「日本統一10」登場人物

氷室 蓮司

【侠和会】侠和会 山崎組 若頭

日本統一シリーズの主人公。親友の田村と共に極道入りし、川谷の下で日本統一を目指します。

頭が切れる策士タイプで、仲間内には優しく争いを好まない。ただし敵や気に食わない事にはキレやすく暴力的になる一面もあります。

川谷はどんどん出世させようとしていますが、本人はあまり納得がいっていない様子です。

田村 悠人

【侠和会】川谷組 若頭

日本統一シリーズのもうひとりの主人公。氷室を慕い、共に日本統一を目指しています。川谷の事も尊敬していますが、どちらかといえば全ては氷室のため。

喧嘩っ早く単純な思考回路にみえるが察しが良いし、仲間思いで忠義にも厚い人物。氷室とは逆に芯は落ち着いており、氷室がうろたえたり、キレた時は全力で支えます。

氷室の下についていればよく、あまり出世欲はありません。

川谷 雄一

【侠和会】若頭 山崎組総長

氷室と田村の命を救い、極道入りさせた張本人。自身の力だけでなく人を見る目もあり、人情味もある根っからの親分肌。

若頭という身分だったが、工藤の引退により三代目会長になります。早くから氷室の実力を見抜いており、自分の側近とすることで力をつけます。

菅谷 謙太

【侠和会】龍征会 会長→破門

氷室の姉の子で、氷室にとっては甥。あまり考えずに突っ走るタイプです。

周りに迷惑をかけることが多々あり、現在は破門されて一般人です

氷室に心酔しており、氷室のためなら何でも出来ると考えているあたりは、田村と通じるところがあります。

工藤 雅信

【侠和会】二代目会長

初代の後をつぎ、日本統一2から侠和会の会長として組を引っ張ってきた人物。

自分の地位名声には固執しておらず、すべては初代の夢である極道界の日本統一のために動いています。

どちらかといえば理性的で頭脳派なタイプで、むやみに抗争を起こすことは望んでいません。

渡部 圭太

【侠和会】本部長

工藤組系列の極道で、工藤にとっての腹心。

上司である工藤や川谷と部下である財前などの間に挟まれた中間管理職のような立場となっており、苦労を重ねています。

中島 勇気

【侠和会】中島組組長

氷室や田村の指示に従う、いわゆる氷室一派の一員。普段は軽快で冗談も言うような気さくな性格ですが、氷室の敵や組の敵に対してはかなり無愛想な人物。

頭の回転はそこまでよくないようですが、空気は読めるタイプ。

大成 虎雄

【侠和会】川谷組幹部

田村にべったりくっついている武闘派の男で通称「トラ」。かなりの武闘派で頭の方は空っぽな印象。

仲間内での人情話には弱く、女の子にも弱い性格。

馬場 伊左雄

【侠和会】若頭補佐

馬場は侠和会のNo3の位置にいる重鎮。野心家で単純そうに見えますが、実は懐の深いところもあり、1世代前の極道を地でいく男といった印象です。

会長やNo2である川谷の心づもりを理解して行動しています。

小堺 透馬

【侠和会】工藤会長付

工藤会長にぴったりとくっついている侠和会幹部の一人です。

立場は高いですが、あれこれと幹部に命令するというよりは、工藤会長や侠和会の意向にそって忠実に動いています。

渋谷

【侠和会】三上組組長

氷室や田村よりもはやく極道に入っていたが、後から入ってきた田村が三上を継いだことで、田村の子分として一生懸命、身を尽くしている人物。

その功績をたたえて、三上組の組長に昇格し、田村に恩義を感じています。

木島 一茂

【侠和会】一考会幹部→会長

一考会の幹部で、尾本をささえる極道です。イケイケすぎる事もないですが、思慮深いというわけでもなく良くも悪くもバランスのとれた人物。

尾本が死んだことで会長に就任します。

尾本 明良

【侠和会】舎弟頭

侠和会に古くからいる重鎮で、川谷や馬場も叔父貴と尊敬されている人物。

仲間には愛情深く、信頼もされているので会にとっては大事な人物でしたが、本作で凶弾に倒れて死んでしまいます。

赤瀬 健児【NEW】

【四国会】会長

四国会の会長を務める人物ですが、老いてなお強欲で、自分の利権しか考えていません。

まわりにもあまり信用されていないようですが、悪巧みは得意です。

麻岡 光利【NEW】

【四国会】伊勢脇一家 総長

高知の伊勢脇一家を束ねる総長です。

強欲ですが意外と部下思いで、極道としてのプライドを強く持っています。

伊月 寛【NEW】

【四国会】後藤田組 組長

四国会に所属する極道の一人ですが、赤瀬以上に小狡く、自分の利益さえあれば後はどうでもよい人物。

信用度は低いですが、出世欲がとても強く四国会の会長の座を狙っています。

猪塚 正美【NEW】

【四国会】義仁会・憂国義勇党

猪塚は政治結社「憂国義勇党」を率いる男です。

実は極道者で喧嘩っぱやく、侠和会の領地を奪おうと企んでいます。

侠和会幹部を殺したことで逆鱗に触れ、最後は拷問の末に殺されます。

国宗 豊【NEW】

【四国会】義仁会 会長

四国会の一角、義仁会の会長ですが、あまり根性がなく、侠和会との抗争を恐れて引きこもっています。

最後はケジメとして侠和会に暗殺されます。

大西【NEW】

【四国会】義仁会 幹部

四国会の一角、義仁会のナンバー2の立場にいる男です。

国宗よりは血気盛んですが、国宗より部下の信頼はなく、猪塚にもナメられています。

福本 貞夫

【玄誠会】幹事長

福本は広島極道の重鎮、玄誠会のNo2の男です。ずる賢くて策略を好み、どうにか利益を得ようと奮闘しています。

関西の大組織、侠和会を敵視しているだけでなく、たびたびぶつかる氷室を目の敵にしており、なんども殺そうとします。

高坂 玄

【玄誠会】会長

広島極道の重鎮、玄誠会のトップを張るのが高坂です。

非常に思慮深くプライドも高い男で、極道としては川谷や工藤とも肩を並べられる存在ですが、あまり部下に恵まれていません。

各地に侵攻していく侠和会を危険視しており、「西日本睦会」という反侠和会連合を立ち上げました。

北村 朝雄

【柳ヶ瀬連合】会長

柳ヶ瀬連合は、侠和会のせいでどんどん弱体化しており、侠和会を強く恨んでいます。

玄誠会の福本とつながっており、打倒侠和会に燃えていますが、あまり求心力はない様子です。

秋本 照政

【丸神連合】三田組 組長

関東を統べる丸神連合の重鎮で、丸打組と水神会を合併させることに心血を注いだ人物。

氷室とは兄弟分の仲となっており、お互いにトップになるまでは極力争わないようにいようと決めています。

若宮 猛

【丸神連合】三田組幹部

日本統一1から登場している関東の極道。当時は性格の悪いイヤな人間でしたが、心変わりして今では度胸も人情もある立派な男。

秋本不在の間は三田組を支えており、氷室とも兄弟分の間柄です。

沖田 学【NEW】

【丸神連合】水神会幹部

元々は丸打組と水神会の合併に反対していた人物ですが、秋元の男気に触れて合併に賛同します。

性格は荒々しく武闘派で、侠和会はただの敵だと思っている点で、秋元とは大きく違います。

堀井 謙介

【大日本礎會】会長

日本の政治結社のドンともいえる立場の男で、極道ではありませんが氷室と兄弟分の盃を交わしています。

氷室には協力的ですが、政治結社としてのあり方も考えているので、なんでもかんでも手伝ってくれるわけではありません。

カナエ

【一般人】(写真右)

大日本礎會の会長である堀井の妹。

キャバクラで働いており、氷室に恋心をもっている人物。

明石ゴム 社長【NEW】

【一般人】(写真左)

明石ゴムという大企業の社長ですが、超女好きで常にトラブルをかかえています。

侠和会とつながりがあり、産廃事業を委託するかわりにトラブル解決をお願いしています。

アケミ

【一般人】

川谷が務めるバーのママで、川谷の妻。川谷は何度か離婚と結婚をくりかえしているようなので、何度目の妻かは不明です。

演じているのは元グラビアアイドルの宮内 知美。

まとめ

ポイント

  • 四国がすべて侠和会のものとなる
  • 今回も福本の目論見は失敗におわり、氷室によって解決する
  • 健太は復帰し、改めて氷室の舎弟になる

四国編は今作で集結し、次回は東北が舞台となります。復帰した謙太は一皮むけて肝の座った極道らしく成長します。

一方で福本は名古屋に続き四国でも失敗し、氷室に恨みを募らせますが、東北編では一端なりをひそめ、博徒系極道VS的屋系極道という新たな構図の抗争が始まります。

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