【日本統一13】銃撃事件が多発!東北抗争を泥沼化させる真犯人は誰だ!

日本統一13は、前作から続く東北編の続きとなっており、進友会の三村が次々と銃撃事件を起こして、大混乱を招きます。

黒幕である則坂は、菖蒲川一家や進友会だけでなく侠和会まで巻き込んで東北に火を付けようとしており、抗争は激化するばかりです。それに加えて丸神連合も動き出しており、東北編は登場人物や団体が多く、一回観ただけではわかりにくいかもしれません。

そこでここでは、重要な事件や登場人物をおさえつつ、日本統一13の全体のあらすじを詳しく説明していきます。

ちなみに前作から登場している丈治は、今作である事件を起こし、収拾にあたる健太が極道の生きる道を示すエピソードが含まれており、なかなか見所の多い内容となっています。

「日本統一13」あらすじ・みどころ

銃殺事件の真相

前作「日本統一12」のラストで、東北神農会の菖蒲川一家と進友会が全面抗争に発展します。そして進友会の三村が菖蒲川一家の一人を銃殺してしまいます。

菖蒲川一家と進友会の小競り合いはこれまで何度も発生しているものの、拳銃が用いられたことはなく、この事件は東北神農会の会合で大きな問題となります。

幹部たちは、進友会の会長である平川に「なぜ、銃をもたせたのだ」と非難しますが、平川は「銃と持たせた覚えはない!」と反論します。しかし信じてもらえないと悟った平川は、会合を飛び出して、自ら真相を究明しようとします。

実は進友会の三村に銃を持たせたのは、菖蒲川一家から割れて、進友会と手を組んだ則坂なのですが、この事実を知っているものは銃を受け取った3人と則坂組だけ。則坂は進友会と手を組むふりをして、進友会の若手を使って、菖蒲川一家と進友会の両方の戦力を削ごうとしています。

侠和会と丸神連合の目論見

菖蒲川一家の野宮総長は、進友会に若手が殺されたことに怒りと怯えを感じており、進友会と戦うべく兄弟盃を交わした侠和会の馬場に助力を求めます。

しかし侠和会は、菖蒲川一家と進友会との抗争に参加すると揉め事が大きくなるだけで得がないと感じており、静観する意向となっています。

むしろ菖蒲川一家と敵対する進友会の平川を傑物と評価しており、力で潰すのではなく、どうにかして侠和会に取り込めないかと考え始めます。

一方丸神連合は、前作「日本統一12」で菖蒲川一家から割れた平山を力づくで配下に加えており、次は福島県に手を伸ばそうと考えています。そして丸神連合系列の豊中組が進出し、領土を拡大していきます。この侵攻作戦には秋元の「侠和会とは揉めないようにしろ」との命令が配慮されており、元水神会の沖田は「そんなに侠和会に配慮する必要はないんじゃないのか?」と不満に感じ始めます。

今後、丸神連合内部の「侠和会と揉めるべきではない」という声と「侠和会は敵!徹底的に戦うべき!」という声は大きく別れていき、丸神連合はもちろん、兄弟分の多い氷室を悩ませる種となっていきます。

また、豊中組は本エピソードでは、名前が出てくるのみですが、暫く先のエピソードで東北が舞台になった時、非常に重要な存在となってきます。

三村の暴走と則坂の暗躍

菖蒲川一家の一人を銃殺した三村は、進友会に戻ること無く、今度は財前組の闇金融を襲って、3人を射殺してしまいます。三村は銃を渡された時から高揚感を感じており、次々と射殺していくことに快感を覚え始めて気が狂っていきます。三村は則坂の手によって薬物中毒にされており、則坂の命令を遂行するヒットマンとして飼われていたのでした。

一方、真相を知っている三村の同僚は、会長の平川に真相を告白し、銃は則坂から贈与されたと告げます。平川はすぐに則坂組に乗り込み、2丁の銃(三村がもつ銃以外すべて)を突っ返し、「三村はどこだ!」問いつめますが、則坂は「わからない」としらを切ります。

この一軒で、進友会と則坂組の仲は決裂状態となりますが、真相を知らない財前組は怒り心頭で、進友会許すまじと積極的に進友会を襲うようになります。実はこれこそが則坂の狙いで、進友会と侠和会を抗争状態にさせようと考えています。

野宮と平川が襲われる

則坂の命令で動く三村は、野宮を殺そうとするが失敗に終わります。しかし野宮は平川率いる進友会が自分を襲ったと勘違いをし、進友会の行動の粗さに恐怖を覚えます。

次に三村は暗がりで平川を襲いますが、三村と気づかなかった平川に返り討ちにあって死んでしまいます。平川は三村が普通の精神状態ではなかった事に気づき、困惑します。

則坂の計画は、野宮と平川を襲えば、誰が死のうと死なずとトップが襲われた事で抗争が大きくなり、互いに潰し合って自分が漁夫の利を得られると考えていたようです。

しかし平川は、銃の出どころや三村の精神状態から、則坂が裏で糸を引いていることに気づき、則坂組を徹底的に潰すことを決意します。この時平川は、構成員に銃をもたせているので、怒りの本気度が伺えます。

極山会の植木

極山会は東北神農会と同等かそれ以上の的屋系極道の集合体であり、植木はその幹部の一人です。植木は刑務所時代に氷室と兄弟の契を交わしており、氷室と平川がぶつかってほしくないと考えています。

則坂の企みによって東北神農会でも腫れ物となってしまった平川に、極山会に入らないかと声をかけますが、平川は「博徒(氷室)と盃を交わしているあんたは信用できない」と突っぱねてしまいます。

極山会は今後の東北エピソードで登場する大きな組織であり、植木も重要な登場人物の一人です。

丈治と健太

丈治は前作日本統一12から登場した人物で、川谷の実子であり、現在は氷室の管轄で健太教育のもと極道の修行をしています。

ある日、丈治が買い出しに出ると、昔の不良仲間であるタクジとその連れに絡まれてしまいます。タクジは「薬物を横流ししてくれ」と言い寄ってきますが、丈治は「侠和会は薬物ご法度なので、持っていない」とつっぱねます。

しかしタクジは「極道入りして俺たちをナメている!調子に乗っている!」と因縁をつけ、丈治をボコボコにします。

この事件を知った健太は大激怒し、即刻部下を使ってタクジ達を見つけ出し、丈治以上にボコボコにしてしまいます。丈治は「やめてください!昔の仲間なんです!」と叫びますが、健太は「極道は舐められたらおしまい。今ここでこいつらに恐怖を植え付けなければ、おまえは一生舐められる!」と極道の生き方を教えます。

丈治は、戸惑いを覚えつつも尊敬する健太の教えに従い、タクジを何度も殴って、仕返しをします。

一連の騒動を知った川谷は、健太を妻の経営するバーに呼び出します。丈治は「健太に厳しく育ててもらって感謝している」と言っているようで、川谷は感謝の印に高級な時計をプレゼントします。

健太は「総裁にプレゼントを貰えるなんて!」と大喜びするとともに、一層精進することを誓います。

「日本統一13」登場人物

氷室 蓮司

【侠和会】侠和会幹部

日本統一シリーズの主人公。親友の田村と共に極道入りし、川谷の下で日本統一を目指します。

頭が切れる策士タイプで、仲間内には優しく争いを好まない。ただし敵や気に食わない事にはキレやすく暴力的になる一面もあります。

田村 悠人

【侠和会】山崎組 若頭

日本統一シリーズのもうひとりの主人公。氷室を慕い、共に日本統一を目指しています。川谷の事も尊敬していますが、どちらかといえば全ては氷室のため。

喧嘩っ早く単純な思考回路にみえるが察しが良いし、仲間思いで忠義にも厚い人物。氷室とは逆に芯は落ち着いており、氷室がうろたえたり、キレた時は全力で支えます。

川谷 雄一

【侠和会】若頭 山崎組総長

氷室と田村の命を救い、極道入りさせた張本人。自身の力だけでなく人を見る目もあり、人情味もある根っからの親分肌。

若頭という身分だったが、工藤の引退により三代目会長になります。早くから氷室の実力を見抜いており、自分の側近とすることで力をつけます。

菅谷 謙太

【侠和会】龍征会 会長

氷室の姉の子で、氷室にとっては甥。あまり考えずに突っ走るタイプで、周りに迷惑をかけることもありました。

氷室に心酔しており、氷室のためなら何でも出来ると考えているあたりは、田村と通じるところがあります。

川谷の実子である丈治の教育係となったことで一段と成長し、極道としての貫禄をつけていきます。

工藤 雅信

【侠和会】二代目会長

初代の後をつぎ、日本統一2から侠和会の会長として組を引っ張ってきた人物。

自分の地位名声には固執しておらず、すべては初代の夢である極道界の日本統一のために動いています。

どちらかといえば理性的で頭脳派なタイプで、むやみに抗争を起こすことは望んでいません。

渡部 圭太

【侠和会】本部長

工藤組系列の極道で、工藤にとっての腹心。

上司である工藤や川谷と部下である財前などの間に挟まれた中間管理職のような立場となっており、苦労を重ねています。

中島 勇気

【侠和会】中島組組長

氷室や田村の指示に従う、いわゆる氷室一派の一員。普段は軽快で冗談も言うような気さくな性格ですが、氷室の敵や組の敵に対してはかなり無愛想な人物。

頭の回転はそこまでよくないようですが、空気は読めるタイプ。

大成 虎雄

【侠和会】川谷組幹部

田村にべったりくっついている武闘派の男で通称「トラ」。かなりの武闘派で頭の方は空っぽな印象。

仲間内での人情話には弱く、女の子にも弱い性格。

坂口 丈治

【侠和会】山崎組 構成員

川谷の実子で、現在は氷室の下で修行中の身。当初はただの暴れん坊でしたが、極道入りして男を磨きます。

父譲りの度胸の良さを持ち、物怖じすることは殆どない様子。教育係の健太の元で極道とはなにかを学び始めます。

財前 直也

【侠和会】工藤組幹部

工藤組系列で渡部の部下にあたる人物。思慮が浅く、出世欲も強いために、台頭する山崎組一派を敵視しています。

工藤会長が己の保身よりも「侠和会による日本統一」を夢に掲げている事を考えると、不忠の輩とも言えるでしょう。

武闘派で物怖じしない性格でもあるため、物事を起こすときはかなり強引に動きます。

馬場 伊左雄

【侠和会】若頭補佐

馬場は侠和会のNo3の位置にいる重鎮。野心家で単純そうに見えますが、実は懐の深いところもあり、1世代前の極道を地でいく男といった印象です。

会長やNo2である川谷の心づもりを理解して行動しています。

木島 一茂

【侠和会】幹部

山崎派か工藤組派かでいえば、工藤組派に属している極道で、根は実直であるものの、周りに流されやすく、いざという時の判断力に多少難があります。

本作から幹部入りし、幹部会に出席するようになります。

秋本 照政

【丸神連合】三田組 組長

関東を統べる丸神連合の重鎮で、丸打組と水神会を合併させることに心血を注いだ人物。

氷室とは兄弟分の仲となっており、お互いにトップになるまでは極力争わないようにいようと決めています。

沖田 学

【丸神連合】沖田組組長

元々は丸打組と水神会の合併に反対していた人物ですが、秋元の男気に触れて合併に賛同します。

性格は荒々しく武闘派で、侠和会はただの敵だと思っている点で、秋元とは大きく違います。

若宮 猛

【丸神連合】三田組幹部

日本統一1から登場している関東の極道。当時は性格の悪いイヤな人間でしたが、心変わりして今では度胸も人情もある立派な男。

秋本不在の間、三田組を支えており、氷室とも兄弟分の間柄です。

野宮 祥裕

【東北神農会】菖蒲川一家 会長

先代の会長が急死したことで、会長になった人物。部下の信頼が薄いのが難点で、彼が会長になったことで菖蒲川一家だった則坂と平山が離反してしまいます。

侠和会の馬場とは兄弟盃を交わした仲であり、ライバルである進友会を抑えるべく、頼ってきます。

平川 進

【東北神農会】進友会 会長

東北きっての傑物といわれる男で、その名前は協和会にも響くほど。東北神農会では野宮と争っており、犬猿の仲となっています。

「博徒は信用ならぬ」と考えており、的屋系極道の矜持を胸にいきている人物。男気があって判断力もありカリスマ性は高め。

則坂 宣光

【東北神農会】元菖蒲川一家 則坂組組長

菖蒲川一家の代替わりで、野宮にはついていけないと離反した人物。

ずる賢く、己の手を汚さずに行動するのが得意なタイプで、西日本睦会の福本と似たような性格をしています。

平山

【東北神農会】元菖蒲川一家 平山組組長

則坂と同じく、菖蒲川一家の代替わりで、野宮にはついていけないと離反した人物の一人。

水神会から割って出た菊池を匿い、二人で東北の覇権を狙うべく手を組みます。しかし菊池が殺され、沖田に脅される形で丸神連合入りします。

三村

【東北神農会】進友会 構成員

三村は最初はおどおどとした性格でしたが、銃を手にしたことで力に溺れていってしまいます。

則坂の誘惑により薬物中毒となっており、次々と銃撃事件を起こすヒットマンになってしまい、最終的には平川に殺されてしまいます。

植木 尚人

【極山会】植木組組長

東北に居を構える的屋系組織である極山会の幹部。

氷室とは刑務所時代に兄弟盃をかわしており、氷室を兄貴と慕っている人物。

極道の割には人当たりがよく、あまり揉め事を好まない性格をしています。

アヤ

【一般人】

青森でスナック「セピア」を構える店主。平川とは過去に付き合っていたことがありますが、平川が刑務所入りした時に別れた様子。

堀井 謙介

【大日本礎會会長】

氷室と兄弟分の中である大日本礎會の会長。顔が広く全国の極道が無視できない立場となっているが、本人は極道ではないために直接抗争には参加しません。

カナエ

【一般人】(写真右)

大日本礎會の会長である堀井の妹。キャバクラで働いており、氷室に恋心をもっている人物。

アケミ

【一般人】

川谷が務めるバーのママで、川谷の妻。川谷は何度か離婚と結婚をくりかえしているようなので、何度目の妻かは不明ですが、 丈治にとっては義母に当たります。

演じているのは元グラビアアイドルの宮内 知美。

まとめ

ポイント

  • 平川は、極山会、東北神農会、侠和会の各組織で認められている傑物。どの組織でも死ぬには惜しいと思われている
  • 則坂の暗躍が明るみになり、平川が大激怒し、則坂狩りが始まる
  • 丈治は健太のお蔭で極道の生き方を大きく学ぶ

本エピソードでは様々な極道団体や登場人物が登場しますが、要は東北の覇権を巡って争っており、東北神農会は内輪揉めの真っ最中となっています。特に進友会と菖蒲川一家の争いが激しく、そこに菖蒲川一家を離反した則坂が火に油を注いでいます。

真犯人は則坂であると明るみになり、進友会の平川は闘志を燃やしますが、そうとは知らない侠和会の財前組と進友会の争いは激化し、次作日本統一14では更に抗争が大きくなってしまいます。

一方、日本統一12から登場した丈治(川谷の息子)も、少しずつ極道らしく成長しており、次作では東北に出陣します。

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