日本統一26では、前作から続いていた北見一家の丸神会離反問題、川谷を狙う沖縄の比嘉一味、田村にすりよる悪徳刑事の真田の問題がすべて解決します。田村が育てている暗殺部隊が大活躍するのも見所の一つ。
一方で、工藤組残党が侠尽会という新組織を設立、侠和会内では多くの離反者を出し、凶弾に倒れてしまうものまで現れ、会内は大混乱。
いままでひっそりと活動していた離反者達が表舞台に出てきたことで、内部抗争問題は一気に加熱、大波乱となります。
ここでは「日本統一26」のあらすじから登場人物、おさえておくと楽しめる重要なネタバレから隠れた伏線まで、詳しくまとめていきます。
「日本統一26」あらすじを丁寧に解説
木島が内部で不穏な動きを始める
木島は前作(日本統一25)より元工藤組と内通し、川谷や氷室を引きずり落とす覚悟を決めました。彼は前作や今作においても氷室と舎弟頭の馬場が揉めていることに目をつけており、本作で遂に馬場に仲間になるよう声をかけます。
木島曰くは元工藤組を引っ張る役に馬場を立て、川谷や氷室を始末した暁には、馬場を重役(木島は明言していませんが、おそらく工藤を会長に戻し、馬場を若頭にするという意味)に据えるとの事。
馬場はすぐに返事はできないが、うまい話だなと言ってその場を去ります。
ただ、氷室と馬場の揉め方にはすこし不自然で当事者達は困惑している模様。このことは後の伏線となっています。
北見の離反
前作(日本統一25)で丸神会や極山会から抜けたいと言っていた北見は、熟考の末に脱退を決意します。しかしそれを良しとしているのは西山のみで、幹部たちは皆反対しています。
そして再度平川に相談の席を設けてもらい、平川がつく侠和会の方針となる「侠和の代紋で神農(的屋系)を統一する」というものに惚れ、平川に盃をおろして欲しい(侠和会入りする)とお願いします。
北見が丸神会を抜けて侠和会入りするとなれば、丸神会VS侠和会の大抗争となりかねない大きな問題ですが、北見の心中を察した平川は、氷室に相談してみると約束します。
侠和会と丸神会の会合に波乱
北見一家の総長、北見の脱退をうけて侠和会と丸神会の間で会合が行われます。
丸神会の若宮は、「北見一家をすべて丸神会傘下に戻す」「この件が上手く収まれば北見一家の若頭である斉木郎を北見一家の総長に格上げする」という考えでいます。一方侠和会きの馬場は北見が絶対侠和会入りすると動かないことをわかっており、若宮と打開策を話し合います。
結論として「北見と腹心である西山のみを侠和会入りさせ、北山一家は斉木が継ぎ、領地もすべて新生北山一家のものとする」ということで納得しました。
しかし、功を焦った斉木が西山と結託して北見を暗殺しようとします。この暗殺計画は未遂に終わり、斉木と西山は射殺。射殺事件の責任はすべて北見がかぶり収監。北見直下の部下は侠和会入りし、残された北見一家のものは丸神会入りするということで話がつきました。
馬場いわく「痛み分け」となった結果ですが、侠和会と丸神会の抗争には発展せずにすみました。
沖縄・比嘉の最後と田村の暗殺部隊
前作で琉球会の会長真栄田を殺害し、地下に潜った比嘉一味(比嘉、具志堅、ジュンイチ)は、倉本の手引きで元工藤組と繋がります。渡部達にしてみれば、川谷を殺さんと動く比嘉一味は都合のいいコマでした。
資金と武器を手に入れた比嘉一味は早速、川谷を狙いますがジュンイチは田村の暗殺部隊に捕まり拷問の末に、比嘉達の居場所を吐いて殺されました。この情報を元に残る比嘉と具志堅も田村と暗殺部隊、真栄田の復讐に燃える上原に殺されてしまいます。
比嘉達の死体も暗殺部隊が秘密裏に処理するとのことで、大きな事件にもならず終結しました。
またこの暗殺部隊は、田村の邪魔をし続けていた真田刑事も交通事故に見せかけて暗殺してしまいます。今後しばらく要人暗殺には活躍する重要な部隊であることが伺えます。
渋谷、木嶋の凶弾に倒れる
木島は前々から恨みを重ねていた渋谷を改心したと見せかけて自分のもとに呼び寄せます。渋谷が木島の元に行くと、元工藤組と木島が銃を持って待ち構えており、渋谷は暴行のすえ銃殺されてしまいます。
この渋谷の死は、準備が整った反川谷勢力の狼煙代わりとなっており、侠和会にも次ぐに伝わりました。渋谷を可愛がり、三上組の組長としていた田村は大激怒。
ただしこの段階では、「渋谷が死んだ」とだけ伝わったようで、誰に殺されたかは侠和会側は理解していません。
棟方と鶴見
鶴見は氷室と通じているせいで会での居心地が悪くなっている棟方を呑みに誘います。棟方は自分は丸神会の一員だといいますが、もし自分(鶴見)が氷室に殺されたら、おまえは氷室を殺せるのかと問われ口を閉ざしてしまいます。
そして鶴見は「神戸(侠和会)に氷室がいるかぎり、兄弟(棟方)は丸神会の人間になりきれない」と棟方に言います。この言葉が後々になるまで棟方の心に深く刺さり、彼の心中を惑わせていきます。
ただ鶴見は棟方を疎ましく想っているのではなく、心底心配している様子。氷室と棟方、棟方と鶴見という2つの間柄が余計に棟方を苦しめ、後に大事件へと繋がります。
川谷の結婚
川谷の恋人である小料理屋「南風」の女将、美南の元に氷室と田村が訪れ、自分たちが極道であることを告白します。そして「親父(川谷)と一緒になって、侠和会の姐さんになってください」と頭を下げます。
それに対し、美南は快く了承。氷室と田村は胸を撫で下ろします。そこに何も知らぬ川谷が合流。ことの顛末を聞いて大喜びします。
こうして侠和会には美南という姐さんを迎えることになりました。美南は今後も多く登場するわりと重要なキャラクターの一人となります。
侠尽会の設立
渋谷殺害後、元工藤組の残党は、侠和会内の離反者と苗村を集めます。離反者は、名古屋の香取と大井(中部ブロック長)、本部長の村上(神戸ブロック長)、木島と舎弟頭の馬場(東北ブロック長)です。
そして団体名を男のために尽くす会という意味をこめて侠尽会となりました。侠尽会のトップは馬場であり、渡部は補佐につきます。
侠和会内の離反者は侠和会の会議をボイコットしてしまったので、離反したことは表明したも同然。苗村も丸神会の会議をボイコットしたことで、丸神会に波紋を呼ぶ形となりました。
「日本統一26」登場人物
氷室 蓮司
【侠和会】若頭
日本統一シリーズの主人公。親友の田村と共に極道入りし、川谷の下で日本統一を目指します。
頭が切れる策士タイプで、仲間内には優しく争いを好まない。ただし敵や気に食わない事にはキレやすく暴力的になる一面もあります。
田村 悠人
【侠和会】若頭補佐・大阪ブロック長
日本統一シリーズのもうひとりの主人公。氷室を慕い、共に日本統一を目指しています。川谷の事も尊敬していますが、どちらかといえば全ては氷室のため。
喧嘩っ早く単純な思考回路にみえるが察しが良いし、仲間思いで忠義にも厚い人物。氷室とは逆に芯は落ち着いており、氷室がうろたえたり、キレた時は全力で支えます。
自ら暗殺部隊を組織し、要人の処理を行うようにもなり、侠和会にとっての圧倒的な武力の象徴へと成長してきました。
川谷 雄一
【侠和会】会長
氷室と田村の命を救い、極道入りさせた張本人。自身の力だけでなく人を見る目もあり、人情味もある根っからの親分肌。
自ら会長となってからは、実力主義の人事を優先し、侠和会がさらなる力をつける一方で反感も買うようになります。
会長という身分にはあまり固執しておらず、ゆくゆくは氷室に四代目をゆずろうとしている様子。
中島 勇気
【侠和会】中島組組長・四国ブロック長
氷室や田村の指示に従う、いわゆる氷室一派の一員。普段は軽快で冗談も言うような気さくな性格ですが、氷室の敵や組の敵に対してはかなり無愛想な人物。
頭の回転はそこまでよくないようですが、空気は読めるタイプ。氷室を心底尊敬しており、命令であれば汚れ仕事もそつなくこなします。
大成 虎雄
【侠和会】川谷組幹部
田村にべったりくっついている武闘派の男で通称「トラ」。スタンドプレイをするようなことはありませんが、かなりの武闘派で頭の方は空っぽ。
仲間内での人情話には弱く、女の子にも弱い性格。
川上 章介
【侠和会】山崎組若頭補佐
氷室や田村に学生時代から連れそう古参の子分。
兄貴分の2人には非常に従順で、地位や名声には興味がなく、氷室や田村のためなら何でもする覚悟を持っています。
渋谷 セイゴ
【侠和会】三上組組長・兵庫ブロック長
渋谷は三上組の頃から氷室や田村と縁のある人物。当初は渋谷のほうが先輩なので立場が上だったがすぐに追い越されてしまいました。
その事を田村が気にしたこともあったが、渋谷自身は気にしておらず、自分の格を理解している様子。
兵庫ブロック長となったことで、先輩であるはずの木島より上の身分になってしまい確執が生まれます。そして本作において、木島の罠にハマり殺されてしまいました。
坂口 丈治
【侠和会】山崎組若頭補佐
川谷の実子で、現在は氷室の下で修行中の身。当初はただの暴れん坊でしたが、極道入りして男を磨き、今では聞き分けも良い若手有力株。
父譲りの度胸の良さを持ち、物怖じすることは殆どない様子。氷室からは山崎組の跡目にと考えられており、奮闘中。
同じような境遇にある権田 陵一とは反りが合わない様子。
権田 凌一
【侠和会】山崎組若頭補佐
侠和会の初代会長権田の実子で、長らく刑務所に入っていた男。権田組を引き継ぐ予定ですが、あまりに粗暴で短気な性格をしているため、氷室の元で修行することになります。
現在のところは、余り言うことを聞いてくれませんが、田村に喧嘩で圧倒されているためしぶしぶ従っている様子。また同じような境遇である坂口丈治とは反りがあいません。
馬場 伊左雄
【侠和会】舎弟頭・東北ブロック長
馬場は三代目体制のころはNo3の位置にあり、三代目体制においては、年功序列でいえば若頭(No2)になる予定でした。
しかし、川谷の若手育成計画により、舎弟頭の地位に落ちます。そして本作では木島の誘いにのり、反川谷派が集う侠尽会に合流してしまいます。
木島 一茂
【侠和会】若頭補佐
根は実直であるものの、周りに流されやすく、いざという時の判断力に多少難があります。
三代目新体制の煽りで、立場が落ちてしまい、打倒川谷と考える元工藤組の連中に拐かされてしまいます。
本作では遂に裏切る覚悟を決め、渋谷を殺害、反川谷派が集う侠尽会に身を寄せます。
中川 至道
【侠和会】若頭補佐・西日本睦会会長・広島ブロック長
西日本睦会の会長であり、現在は氷室の仲間内。元々は敵対組織の一員でしたが、氷室に対する暗殺計画などは知らされておらず、反侠和会の代表であった福本が死んだ事で、彼がトップとなりました。
思慮深く、義理や人情にも厚い人物で氷室も信用している様子。
黒木 元誠
【侠和会】若頭補佐・九州ブロック長
氷室の助力もあり、七代目至誠会会長となった人物。現在は九州ブロックをすべて束ねています。
いわゆる九州男児で、竹を割ったような男らしい性格をしています。
平川 進
【侠和会】幹部
テキ屋系の極道というものに誇りを持っている男です。現在は侠和会入りし、氷室を支えています。
義理と人情に熱い一方、不器用な一面もあり、そう簡単にプライドをまげられない昔気質な性格です。
植木 尚人
【侠和会】幹部
植木は「日本統一4」の刑務所内のエピソードで氷室と兄弟分の契を交わした仲。極山会が丸神連合に吸収される事になった折、独立して侠和会入りすることを決めます。
村上 良彰
【侠和会】本部長・神戸ブロック長
元々は氷室より先輩で格上の存在でしたが、氷室に追い抜かれ今では、格下に。
しっかりしているようで実は自分に自信を持てないタイプで、今の地位は氷室が先輩である自分を立ててのことと考えており、プレッシャーを感じています。
本作より反川谷派である侠尽会に入ってしまい、その真意が問われる立場となっています。
大井 忠雄
【侠和会】幹部・中部ブロック長
中部を治める極道ですが、名古屋は丸神会の苗村と領地を二分しており、気の抜けないブロックとなっています。
本作において、いつのまにか反川谷派が集う侠尽会に勧誘されており、香取と共に侠和会を離反してしまいます。
香取 和雄
【侠和会】名古屋熱田組 組長
名古屋に居をかまえる極道の一人で、中部ブロック長の大井とは非常に仲が良い人物。
本作においては、大井と一緒に侠尽会入りし、侠和会を裏切ってしまいます。
土岐 匡平
【侠和会】幹部・北陸ブロック長
北陸を治める極道で、わりと血の気の多いタイプ。
近くに侠和会が進出していない北陸地方があるために、勢力を広げようと努力しています。
渡部 圭太
【元侠和会】元本部長
工藤組系列の極道で、工藤にとっての腹心でした。出世欲が強く、ライバルである川谷のことをよく思っていません。
工藤は渡部にあまり相談せずに引退、工藤組を解体してしまったために、出世街道から外れてしまいます。
現在は、川谷や氷室を倒して返り咲くべぐ奮闘、反川谷派が集う侠尽会を設立します。
倉本 忠司
【一般人】倉本建設社長
倉本建設という会社の社長ですが、工藤組との癒着が強い会社だったようです。
工藤組が解散してしまったことで、極道とのパイプが無くなった事に不満を感じており、渡部を極道に復帰させようとしています。
金と保身の事しか考えていない業の深い人物ですが、なにかと金の力で強引に解決しようとします。
現在は反川谷派が集う侠尽会の財布として動いています。
林
【元侠和会】元工藤組組員
工藤組が解散となってしまったことに納得がいかない、渡部の子分。
「工藤や渡部の引退は、川谷や氷室の陰謀」と考えており、氷室や川谷を暗殺しようするなど、手段は選んでいません。
渡部のことを真に考えているかは謎が多いですが、少なくとも氷室のことはよく想っていないようです。
北見 信久
【丸神連合】極山会理事長補佐
極山会の一員で平川とは兄弟分の間柄。的屋極道としての意地やプライドが強く、丸神会のやり方には不満が募る一方。
侠和会を入りを表面したことで、北山一家は割れてしまい、部下の始末をつけたことで投獄されてしまいました。
ちなみに日本統一27~29で登場する神山は同じ役者ですが、まったくの別人です。
西山【NEW】
【丸神連合】北見一家 幹部
北見を支えてきた一番の腹心。口数が少なく自分の意見をはっきりと口にするのも苦手な様子です。
北見の丸神脱退からの侠和会入りには猛反対しており、斉木と通じて反逆、最後には北見の手で殺されてしまいます。
斉木 郎【NEW】
【丸神連合】北見一家 幹部
北見一家のNo2ともいえる人物。北見の丸神会脱退には猛反対しており、愛想をつかしている様子。
小野寺の「事態を納めれば会長にして直参にする」という言葉に舞い上がり、暴走してしまう。
三田 太源
【丸神連合】ニ代目会長
瀧島の後をつぎ、丸神連合の二代目会長となった人物。元々は丸内組系の極道であり、鶴見は当初嫌っていました。
初代の瀧島曰く「良い男」であり、思慮深い一方、決断力もある様子。時には冷徹とも思える判断も迷わず実行できる人物です。
沖田 学
【丸神連合】幹事長
丸神連合の発足には異を唱えていましたが、秋本の説得により考えを改めた人物。元水神会系でしたが、三田が二代目となることにも不満を感じていない様子。
上への忠義には厚い一方で、それ以外の者には高圧的な態度をとりやすい印象。会のためなら身を粉にして働くタイプです。
棟方 龍治
【丸神連合】理事長補佐・三代目藤代組組長
初代藤代組組長(氷室の父)の頃から藤代組に身をおくベテランの極道。川谷とは兄弟分の関係にあり、氷室のことは敬意をこめて「若」と呼びます。
古いタイプの極道ですが非常に人情味があり、氷室にとっては数少ない家族のような存在。
氷室は侠和会にいるため、立場的にはライバルの組に在籍していることになりますが、いまでも氷室には頭が上がらない様子。
鶴見 憲吾
【丸神連合】若頭補佐
元水神会系列の極道で、丸内系の三田がニ代目となることには納得していませんでしたが、現在は納得し、丸神連合のために動いています。
喧嘩っ早いが思考も鋭く、田村と氷室を足して2で割ったような人物で、かなりの武闘派です。
若宮 猛
【丸神連合】丸神連合局長
日本統一1から登場している関東の極道。当時は性格の悪いイヤな人間でしたが、心変わりして今では度胸も人情もある立派な男。
秋本不在の間、三田組を支えており、氷室とも兄弟分の間柄です。カジノ誘致案件を預かっており、大きなシノギをめぐって奮闘中。
各所に出向いて会のために尽くしている功労者であり、棟方や鶴見と並んで丸神会の中でも特に登場頻度の高い重要な人物です。
奈村 志郎
【丸神連合】幹部(名古屋)
名古屋を管轄に持つ丸神会の幹部。名古屋は侠和会の侵入を許しており、現状に全く納得言っていません。
しかし丸神連合は「今は侠和会と戦うべきではない」というスタンスをとっており、会の考えに怒りすら感じています。
本作では元工藤組の連中と秘密裏に会談し、手を組むことを決めます。今作では反川谷派が集う侠尽会に合流し、丸神会の会合をボイコットしてしまいます。
小野寺【NEW】
【丸神連合】極山会 会長
前会長の松永が引退したことで会長に就任した男です。丸神連合入りには納得しており、極山会を抜けて侠和会入りしようとする北見には怒り心頭の様子。
的屋系や博徒系がどうこうというよりは、組や会のことを広い目で見ている会長らしい人物。
手越
【警察】兵庫県警
兵庫県警に所属する警部の一人。侠和会とは秘密裏に繋がっており、お金を渡すことで懐柔されています。
事なかれ主義で侠和会をどうにかしようとは想っておらず、強硬手段にでる真田には頭を悩ませています。
真田
【警察】大阪府警
大阪府警に所属する警部の一人。表向きは極道を許さない熱血刑事のような立ち振舞をしていますが、実際は権力をかさに極道から金を掠め取っては遊んでいる根の腐った男。
田村を良い金づると感じたのか、すりよってきます。今作ではトラを半殺しにしたことで、田村の怒りが頂点に達し、田村直属の暗殺部隊に殺されてしまいます。
美南
【一般人】小料理屋の女将
小料理屋「南風」の女将で、川谷が現在恋している相手。川谷が毎日のように通っているため仲は良好。
本作では氷室が川谷と結婚してくれないかと頼まれ、快く了承。川谷との結婚が決まります。
まとめ
ポイント
- 東北・沖縄・悪徳刑事の問題が決着
- 木嶋が渋谷を殺害、この事件が元に内部で揺れる
- 工藤組の残党が侠尽会を設立
沖縄の比嘉一味、悪徳刑事の真田は田村の暗殺部隊によって秘密裏に処理されました。また東北の北見一家の問題も片付き、東北と沖縄の問題は本作で解決。
しかし木島が渋谷を殺害してしまったことを皮切りに、工藤組の残党は一気に表舞台に浮上。侠尽会を名乗ります。
これまで離反を匂わせていた木島や馬場だけでなく、名古屋の香取と大井、本部長の村上までも侠尽会側につき、次作より侠和会の本部は本腰をいれて侠尽会の対応に追われることとなります。