【日本統一11】あらすじ・ネタバレ結末!四国編後編・侠和会は四国統一を狙う&健太、極道に復帰!

日本統一の四国編は今作がラストとなり、高松(香川県)を中心に他の3県を巻き込んだ覇権争いになります。

四国の極道は小者やずるい男ばかりですが、吉門という筋の通った格好いい極道が登場し、その生き様が本作に華を添えています。

また日本統一9で破門となった健太がついに侠和会に復帰するエピソードもふくまれており見どころが沢山です。

ただ、四国会の会長、徳島の伊月、高松の大西に加え、西日本睦会と侠和会が入り混じっての抗争なので、これまでの話の流れをしっかりわかってないと理解に苦しむ人も多いかも知れません。

そこでここでは、重要なポイントに絞って、本作を詳しく説明していきます!

「日本統一11」あらすじ

香川県・高松の覇権争い

前作(日本統一10)で香川県の高松に本拠地をおいている義仁会は会長の国宗や武闘派の猪塚など多くが死に、残っているのは元No2の大西だけとなりました。

大西はあまり求心力がなく、義仁会自体もボロボロです。そこで義仁会の領地を獲ろうと高知の伊勢脇一家が動き出します。

四国会会長の赤瀬と徳島の伊月は、表向きは伊勢脇一家の仲間のふりをしていますが、伊勢脇一家が義仁会を潰した後に、横取りしてやろうと考えています。

四国全土を侠和会のものにしようとする氷室は、伊勢脇一家と四国会をワザと揉めさせて抗争に発展させ、潰しあわせて最後に残った者を侠和会に入れようと考えています。

氷室の企みは西日本睦会や四国会にはバレていませんが、西日本睦会の福本は氷室が噛むとロクな事にならないと危険視しています。

伊勢脇一家の吉門

伊勢脇一家の麻岡総長には若頭の吉門という有能な右腕がいます。

麻岡総長の命令により義仁会を襲い、大西を殺そうとしますが、大西は侠和会に助けられて行方をくらまします。大西は氷室の指示で強引に指をつめられ、伊勢脇一家と四国会の仲違いのコマに使われてしまいます。

一方、吉門は田村の助けをしていた健太を捕まえ、氷室の元に乗り込んできます。吉門は氷室の企みに気づき、「四国をどうする気だ」と詰め寄ります。氷室は、四国にろくな奴がいないと思っていましたが、吉門の知恵、胆力、忠義に感心し、侠和会側につかないかと勧誘します。しかし吉門は、四国会を裏切るつもりはないと断り、帰っていきます。

じつは吉門は、このままいくと伊勢脇一家は何かしらの組織に潰されると予想しており、頭を悩ませていました。

吉門に連れられてきた健太は久しぶりに氷室と再開しますが、氷室は「お前は極道に向いていない。このままでは死んでしまうからカタギになれ」と諭します。

しかし健太は背中に掘った大きな入れ墨をみせて、「首までどっぷり極道者です」と覚悟を見せ、氷室を驚かせます。

徳島の伊月組長による氷室暗殺計画

徳島の伊月は、四国極道の中でも最も質が悪く、「浅はか・根性なし・強欲ですぐに人を裏切る」と三拍子そろった人物です。

伊月は、このままでは四国が侠和会に乗っ取られると考えており、単独で西日本睦会の高坂会長に接触して助力を求め、自分だけ助かろうとします。

しかし高坂は、四国会の仲間同士でのイザコザを見抜いており、「今の状況では力を貸せない。まずは四国の結束をみせろ」と言います。

高坂が退席した後、福本は「氷室を殺して、侠和会を四国の抗争に引きずり込めば、西日本睦会も兵隊を出さざるをえない」と伊月に助言します。

しかし伊月は自分で氷室を殺す度胸はないので、義仁会の大西にあって手榴弾をわたし、氷室を仕留めれば助けになってやると誘惑します。

伊月の誘いにのった大西は氷室を手榴弾で殺そうとしますが、今まさに投げようとした時に警察官に職務質問を喰らい、手元狂って警察官を巻き込んで自爆してしまいます。

伊勢脇一家が四国会を脱退

伊勢脇一家の麻岡総長は、四国会に嫌気がさし、脱退して全員を相手にしてやると息巻きます。

しかし吉門は冷静に考えており、「四国会すべてを敵に回して伊勢脇一家が勝てるとは思えない。話をつけてくるから落ち着いてくれ」と総長を諭します。

田村の元に出向いた吉門は、「侠和会を追い出せば、まだ伊勢脇一家に活路があるかもしれない。出ていってくれ!」と銃を向けます。侠和会が出ていったあとは、改めて四国会で結束し、侠和会などの外部の勢力と戦おうという作戦です。

しかす、麻岡総長がすでに四国会を脱退しており、意味がないことを知らされます。

四国会を脱退している状態で田村を殺せば、四国会に加え、侠和会を敵にまわすだけと悟り、田村に「死んで詫びる」というが、田村は吉門を殺さず、侠和会に入れと勧誘します。しかし吉門はまたも断ります。

次に吉門は徳島の伊月組長に呼び出されます。吉門は「四国会脱退は、麻岡総長も反省しており復帰したい」と言いますが、麻岡総長がそんなことをいうわけないと、すぐに見抜かれます。

伊月組長は「麻岡総長と手を切って、四国会側につかないか」と吉門を勧誘しますが、吉門はこれも断ります。

吉門の最後

吉門は麻岡総長に「このままでは伊勢脇一家が潰される」「侠和会か四国会のどちらかにつくべきだ」と最後の説得しますが、麻岡は了承せず破門にされ「一人で好きにしろ」と言われてしまいます。

どうやら麻岡総長はプライドを維持するために自滅するつもりであり、吉門を逃がすつもりのようです。

しかし独り身になった吉門は四国会の本部に乗り込み、隠しナイフで赤瀬を刺して逃げます。伊月は重症の赤瀬を見捨てて西日本睦会に逃げ込みます。

一方赤瀬の手下は、赤瀬の仕返しをすべく伊勢脇一家に乗り込んで壊滅状態に追い込みます。

すると吉門が助けに戻り、氷室の強力も得て赤瀬の手下を全員殺しますが、吉門は重症を負ってしまいます。

四国制覇と健太の復帰

西日本睦会に逃げ込こんだ伊月は、口先だけで高坂の助力を得るにいたり、高坂の盃をもらって四国全土の会長になる道筋をみつけます。

気を良くした伊月は、福本にまで暴言を吐き仲違いするまでになりますが、結局は吉門に襲われれ殺されてしまいます。

この時、吉門も伊月の部下に襲われて死に、その伊月の部下は健太が殺します。

こうして四国会で残ったのは、重症を負った赤瀬と吉門を失って放心状態の麻岡のみとなり、この二人は強引に氷室と兄弟分にさせられ、四国は侠和会のものとなります。

一方、氷室は健太の極道に対する思いに負けて、復帰を許し、改めて盃を下ろします。

「日本統一11」登場人物

氷室 蓮司

【侠和会】侠和会 山崎組 若頭

日本統一シリーズの主人公。親友の田村と共に極道入りし、川谷の下で日本統一を目指します。

頭が切れる策士タイプで、仲間内には優しく争いを好まない。ただし敵や気に食わない事にはキレやすく暴力的になる一面もあります。

川谷はどんどん出世させようとしていますが、本人はあまり納得がいっていない様子です。

田村 悠人

【侠和会】川谷組 若頭

日本統一シリーズのもうひとりの主人公。氷室を慕い、共に日本統一を目指しています。川谷の事も尊敬していますが、どちらかといえば全ては氷室のため。

喧嘩っ早く単純な思考回路にみえるが察しが良いし、仲間思いで忠義にも厚い人物。氷室とは逆に芯は落ち着いており、氷室がうろたえたり、キレた時は全力で支えます。

氷室の下についていればよく、あまり出世欲はありません。

川谷 雄一

【侠和会】若頭 山崎組総長

氷室と田村の命を救い、極道入りさせた張本人。自身の力だけでなく人を見る目もあり、人情味もある根っからの親分肌。

若頭という身分だったが、工藤の引退により三代目会長になります。早くから氷室の実力を見抜いており、自分の側近とすることで力をつけます。

菅谷 謙太

【侠和会】龍征会 会長

氷室の姉の子で、氷室にとっては甥。あまり考えずに突っ走るタイプです。

周りに迷惑をかけることが多々あり、前作まで破門されて一般人になりましたが、本作で晴れて復帰します。

氷室に心酔しており、氷室のためなら何でも出来ると考えているあたりは、田村と通じるところがあります。

工藤 雅信

【侠和会】二代目会長

初代の後をつぎ、日本統一2から侠和会の会長として組を引っ張ってきた人物。

自分の地位名声には固執しておらず、すべては初代の夢である極道界の日本統一のために動いています。

どちらかといえば理性的で頭脳派なタイプで、むやみに抗争を起こすことは望んでいません。

渡部 圭太

【侠和会】本部長

工藤組系列の極道で、工藤にとっての腹心。

上司である工藤や川谷と部下である財前などの間に挟まれた中間管理職のような立場となっており、苦労を重ねています。

中島 勇気

【侠和会】中島組組長

氷室や田村の指示に従う、いわゆる氷室一派の一員。普段は軽快で冗談も言うような気さくな性格ですが、氷室の敵や組の敵に対してはかなり無愛想な人物。

頭の回転はそこまでよくないようですが、空気は読めるタイプ。

大成 虎雄

【侠和会】川谷組幹部

田村にべったりくっついている武闘派の男で通称「トラ」。かなりの武闘派で頭の方は空っぽな印象。

仲間内での人情話には弱く、女の子にも弱い性格。

馬場 伊左雄

【侠和会】若頭補佐

馬場は侠和会のNo3の位置にいる重鎮。野心家で単純そうに見えますが、実は懐の深いところもあり、1世代前の極道を地でいく男といった印象です。

会長やNo2である川谷の心づもりを理解して行動しています。

小堺 透馬

【侠和会】工藤会長付

工藤会長にぴったりとくっついている侠和会幹部の一人です。

立場は高いですが、あれこれと幹部に命令するというよりは、工藤会長や侠和会の意向にそって忠実に動いています。

渋谷

【侠和会】三上組組長

氷室や田村よりもはやく極道に入っていたが、後から入ってきた田村が三上を継いだことで、田村の子分として一生懸命、身を尽くしている人物。

その功績をたたえて、三上組の組長に昇格し、田村に恩義を感じています。

木島 一茂

【侠和会】一考会会長

イケイケすぎる事もないですが、思慮深いというわけでもなく良くも悪くもバランスのとれた人物。

前作で会長に就任し、同時に侠和会の幹部入りをします。

赤瀬 健児

【四国会】会長

四国会の会長を務める人物ですが、老いてなお強欲で、自分の利権しか考えていません。

まわりにもあまり信用されていないようですが、悪巧みは得意です。

今作では重症を負い、最後は強引に侠和会入りさせられます。

麻岡 光利

【四国会】伊勢脇一家 総長

高知の伊勢脇一家を束ねる総長です。

強欲ですが意外と部下思いで、極道としてのプライドを強く持っています。

しかし吉門を失ったことで牙を抜かれてしまい、最後は強引に侠和会入りさせられます。

吉門 康平【NEW】

【四国会】伊勢脇一家 若頭

高知の伊勢脇一家に所属する極道です。四国の極道ではもっとも肝の座った男で、頭も回る上に武闘派でもあります。

その才能は氷室も認めるところですが、めぐり合わせが悪く、最後は伊月を殺した後、死んでしまいます。

伊月 寛

【四国会】後藤田組 組長

四国会に所属する極道の一人ですが、赤瀬以上に小狡く、自分の利益さえあれば後はどうでもよい人物。

、出世欲がとても強く四国会の会長の座を狙っていましたが、吉門に殺されます。

国宗 豊(故人)

【四国会】義仁会 会長

四国会の一角、義仁会の会長ですが、あまり根性がなく、侠和会との抗争を恐れて引きこもっていました。

前作で侠和会に暗殺されてしまいます。

大西

【四国会】義仁会 幹部

四国会の一角、義仁会のナンバー2の立場にいる男です。

国宗の後を継ぐも会の弱体化は収まらず、最後は鉄砲玉になるも失敗して自爆します。

福本 貞夫

【玄誠会】幹事長

福本は広島極道の重鎮、玄誠会のNo2の男です。ずる賢くて策略を好み、どうにか利益を得ようと奮闘しています。

関西の大組織、侠和会を敵視しているだけでなく、たびたびぶつかる氷室を目の敵にしており、なんども殺そうとします。

高坂 玄

【玄誠会】会長

広島極道の重鎮、玄誠会のトップを張るのが高坂です。

非常に思慮深くプライドも高い男で、極道としては川谷や工藤とも肩を並べられる存在ですが、あまり部下に恵まれていません。

各地に侵攻していく侠和会を危険視しており、「西日本睦会」という反侠和会連合を立ち上げました。

北村 朝雄

【柳ヶ瀬連合】会長

柳ヶ瀬連合は、侠和会のせいでどんどん弱体化しており、侠和会を強く恨んでいます。

玄誠会の福本とつながっており、打倒侠和会に燃えていますが、あまり求心力はない様子です。

秋本 照政

【丸神連合】三田組 組長

関東を統べる丸神連合の重鎮で、丸打組と水神会を合併させることに心血を注いだ人物。

氷室とは兄弟分の仲となっており、お互いにトップになるまでは極力争わないようにいようと決めています。

若宮 猛

【丸神連合】三田組幹部

日本統一1から登場している関東の極道。当時は性格の悪いイヤな人間でしたが、心変わりして今では度胸も人情もある立派な男。

秋本不在の間は三田組を支えており、氷室とも兄弟分の間柄です。

沖田 学

【丸神連合】水神会幹部

元々は丸打組と水神会の合併に反対していた人物ですが、秋元の男気に触れて合併に賛同します。

性格は荒々しく武闘派で、侠和会はただの敵だと思っている点で、秋元とは大きく違います。

堀井 謙介

【大日本礎會】会長

日本の政治結社のドンともいえる立場の男で、極道ではありませんが氷室と兄弟分の盃を交わしています。

氷室には協力的ですが、政治結社としてのあり方も考えているので、なんでもかんでも手伝ってくれるわけではありません。

カナエ

(写真右)

【一般人】

大日本礎會の会長である堀井の妹。

キャバクラで働いており、氷室に恋心をもっている人物。

アケミ

【一般人】

川谷が務めるバーのママで、川谷の妻。川谷は何度か離婚と結婚をくりかえしているようなので、何度目の妻かは不明です。

演じているのは元グラビアアイドルの宮内 知美。

まとめ

ポイント

  • 四国がすべて侠和会のものとなる
  • 今回も福本の目論見は失敗におわり、氷室によって解決する
  • 健太は復帰し、改めて氷室の舎弟になる

四国編は今作で集結し、次回は東北が舞台となります。また侠和会に復帰した健太は一皮むけて肝の座った極道らしく成長します。

本作のラストで侠和会入りした赤瀬と麻岡の二人は、少し先のエピソードで再登場するので、顔と名前くらいは覚えておいても良いかも知れません。(特に赤瀬のほうはちょっとした問題を起こします。)

一方、西日本睦会の福本は名古屋に続き四国でも失敗し、氷室に恨みを募らせますが、東北編では一端なりをひそめ、博徒系極道VS的屋系極道という新たな構図の抗争が始まります。

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