【日本統一31】あらすじ・ネタバレ結末！横浜に蠢く第三勢力の影

「日本統一31」のあらすじを重要なポイントごとに紹介します。 本作では、藤代組の跡目問題を皮切りに横浜の覇権争いが描かれています。藤代組では棟方に続き、跡目であるはずの杉山が死に、侠和会派の息がかかった者が継ぐのか。丸神派の者が継ぐのかで氷室と鶴見が争います。

本作は正面衝突というよりサスペンス要素が大きい印象。中森の子分である岡部を中心に不穏な事件が続き、その真相解明に氷室と鶴見が紛糾します。

Huluでもついにスタートします。

↓詳しくはこちらからどうぞ

「日本統一31」あらすじを丁寧に解説

氷室を狙う男「岡部」

氷室は杉山の葬儀という形で、全国から兵隊を集め始めます。葬儀の後で丸神組についた中森一派を倒し、横浜を占拠する目論見です。一方で丸神組の鶴見は、応戦すべく秋元の葬儀という形で兵隊を集め戦うべきだと組長の三田と理事長の沖田に進言します。

所変わって横浜内のとあるキャバクラ。中森の子分である岡部という男が、店で働く妹にお金を借りにやってきます。そこに氷室と田村、川上が訪れます。

岡部はチャンスとばかりに急いで事務所に戻り、氷室を襲う準備をします。ところが中森には何もするなと止められます。中森曰くは「戦争に勝った派閥につくだけ。それまでなにもするな」との事。岡部はこの決定に納得がいきません。

氷室は、藤代組の跡目について話し合います。氷室は内心、内田に藤代組を継がせるつもりはなく、これまで自分に尽くしてくれた川上に継がせるつもりだと言い、川上は氷室の心意気に感動します。そこに岡部の妹が会話に割って入り、中森組である兄が仲間を連れて戻ってくるのて逃げてほしいと伝えます。彼女は氷室たちを心配しているのではなく、兄が返り討ちにあって死ぬかもしれないと恐れています。

氷室は兄を心配する彼女の気持ちを汲み退散しますが、店前で岡部に襲われます。妹の予想通り、簡単に返り討ちにあってしまう岡部でしたが、氷室は彼に「この件は誰にも言うな」と口止めして無傷のまま返します。

正面衝突を避ける丸神組

丸神組に攻め入る作戦を念入りに確認する氷室でしたが、そこに旧知の仲である右翼団体の会長、堀井謙介が現れます。堀井は氷室に葬式（抗争）をやめるように説得に来たのでした。

堀井の話によると、東京オリンピックを控えた今、関東で大規模なヤクザ同士の抗争などご法度。どうしてもやるというのであれば警察が動き出し、会長の川谷と氷室が逮捕されることになると告げます。同時刻に川谷の元にも仲のいい警察官僚が現れ、川谷に抗争を止めるようになだめてきます。

氷室は、政治家に太いパイプを持つ丸神組が暗躍しているとすぐに気づきますが、川谷が先に納得し、氷室に葬式をやめるように打診が入ったため、出した矛を収めます。

鶴見も侠和会を戦う気満々でしたが、組長の三田に「お国のためだ」と諭され、納得はいかないものの葬式を取りやめることになります。

中華街のボス「翁」

岡部は中森の指示で、中華街のドン、翁とみかじめ料の交渉にいきます。翁は岡部にやさしく、岡部も翁に愚痴をこぼすようになり、氷室を襲って失敗した話や中森の不甲斐なさを語ります。

そのころ鶴見は、三田と沖田に、このまま氷室を横浜にいさせたら、横浜をすべて侠和会に取られてしまうのでなんとかすべきだと進言します。そこで沖田は、中森をさっさと藤代組の跡目につけて、抗争をせずに横浜をとりかえせと指示します。

鶴見は指示通り中森一味のもとを訪れ、彼を跡目にすると告げますが、この情報が侠和会にバレたら邪魔をされるので秘密にするようにと告げます。

岡部は、自分の親分が出世すると大喜びで、翁にも情報を漏らしてしまいます。この情報が回り回って横浜中の噂となり、氷室の耳にも入ります。

氷室と田村はさっそく中森の事務所に訪れ、「杉山を暗殺したのは鶴見では？」「棟方を殺したのも鶴見では？」「本当に鶴見と一緒にいて平気か？」と脅します。鶴見はその場で否定しますが、その可能性は十分にあると感じた中森はうろたえます。

事務所を後にした氷室のもとに、すぐに中森から電話があり、鶴見は信用ならないので侠和会側に付きたいと言われますが、その電話中に謎の男達が現れ、氷室に向けて発泡します。氷室も田村も無傷で済みますが、誰の差金で襲ってきたのか疑問に感じます。

違和感を感じる氷室と鶴見

「氷室を撃った犯人は岡部では？」という情報がすぐに横浜中に流れていきます。中森は侠和会に鞍替えするつもりだったので、その邪魔をする岡部を捕まえたくて仕方がありません。岡部は王のもとに逃げ込むことに。翁は彼を匿ってあげると告げます。

氷室は、様々な情報や事件が唐突に現れてはすぐに広がるスピードに違和感を覚え、丸神組とは別の組織が暗躍しているのではと疑い始めます。

中森は岡部が見つからず慌てますが、部下に「氷室にちゃんと説明すればわかってもらえるのでは？」と言われ、そのとおりかもしれないと思い、氷室のもとに向かいます。しかしその道中で謎の男に襲われ、重症を追います。中森の一派はこれが氷室の仕業と勘違いをし、打倒氷室に燃えます。

一方で鶴見は、警察に睨まれている中で中森をいきなり襲うほど氷室は馬鹿ではない。誰か別の人間が犯人なのではと疑い始めます。

真犯人は翁か

氷室と田村は岡部を捕まえたいと考え、兄を心配する岡部の妹を尾行します。すると、岡部は翁のもとに隠れており、氷室は杉山殺しや自分や中森を襲ったのは王であると確信し、王も認めます。

翁は中華街に日本のヤクザがいることに不満を感じており、侠和会と丸神会が共倒れになって中華街から出ていけばいいと企んでいるのでした。

翁の一味と氷室＆田村は乱闘となり、どちらが勝つかというところで、日本統一31の幕は降ろされます。

「日本統一31」登場人物

画像	役名	肩書き
侠和会
	氷室 蓮司	侠和会若頭 三代目龍征会会長
	田村 悠人	侠和会若頭補佐 三代目川谷組組長
	川谷 雄一	三代目 侠和会会長
	中島 勇気	侠和会 幹部中島組組長
	川上 章介	山崎組相談役 川上組組長
	坂口 丈治	侠和会 山崎組組長
	大成 虎雄	川谷組若頭 悠成会会長
	内田 昇	三代目藤代組本部長 内田会会長
丸神会
	鶴見 憲吾	丸神会理事長補佐 鶴見組組長
	三田 太源	二代目丸神会会長
	中森 義雄	三代目藤代組 若頭補佐
	岡部 清澄	中森組
その他
	堀井 謙介	大日本礎曾会長
	のぞみ	岡部の妹
	翁	中華街に住むマフィアのボス

「日本統一31」ネタバレ結末まとめ

日本統一31では、侠和会と丸神会の間に中国マフイアが入り込んできて、暗躍し始めます。すくなくとも杉山を殺し、氷室を襲ったり、中森を重体に追い込んだのは翁であると判明したので、日本統一32以降では三つ巴の形となるかもしれません。一方で棟方殺害の犯人は不明のまま。氷室は鶴見が怪しいと睨んでいますが、確定的な証拠はみつかっていません。

↓詳しくはこちら