日本統一75では、侠和会会長代行となった馬場が仙台で襲撃されます。
馬場と対立していた平川に疑いの目が向けられる一方、氷室たちは現場にいた玲子の証言をもとに、東北の半グレ集団・安達会を追います。
しかし、事件の裏には安達会だけでなく、侠和会の弱体化を狙う京浜連合会の影もありました。
今回は、馬場襲撃事件の真相と平川の疑惑、そして侠和会が新たな敵へたどり着くまでの流れを、重要なポイントに絞ってご紹介します。
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「日本統一75」あらすじを解説

会長代行となった馬場と平川の対立
川谷が侠和会会長を退いたことで、氷室は馬場に会長代行を依頼します。
かつて先代と会長の座を争った馬場を立てることには不安もありましたが、氷室は侠和会をまとめられる重鎮として馬場を選びました。馬場は東北ブロック長に平川を指名し、新体制が動き出します。
ところが、馬場と平川の関係はすぐに悪化。東北で活動する半グレ集団・安達会への対応をめぐり、平川は馬場のやり方に反発します。
侠和会の分裂を望む京浜連合会にとって、二人の対立は絶好の機会でした。
安達会を利用する京浜連合会
安達会は、関東から東北へ流れてきた半グレと地元の不良たちによって作られた集団です。しのぎを大きくしたい安達たちは、平川に対抗するための後ろ盾を求めていました。
そこへ接触したのが、京浜連合会の坂上です。
坂上は「侠和会を恐れる必要はない」と安達たちを焚きつけ、自分たちの組織力を利用すれば大きく稼げると持ちかけます。安達会はその言葉を信じ、侠和会に対抗するための行動を始めました。
馬場が仙台で銃撃される
仙台を訪れていた馬場は、安達会の成宮に銃撃されます。
馬場を守っていたボディーガードは死亡。馬場も重体となり、病院へ搬送されました。現場に駆けつけた氷室や田村たちは犯人を取り逃がします。
本来、馬場の護衛を任されていた平川は、その場を離れていました。しかも直前まで馬場と対立していたため、平川が襲撃を仕組んだのではないかという疑いが一気に広がります。
丸神会では沖田、迫田、新城、小宮らが事件の行方を注視します。京浜連合会の須永と坂上にとっても、馬場と平川の対立が侠和会の内部抗争へ発展すれば、自分たちの勢力を広げる好機となります。
平川が警察に連行される
特捜班の松宮は、十分な証拠がないまま黒岩に平川を連行させます。
平川を連行すれば、侠和会内部でも「平川が犯人だ」という見方が強まり、組織の分裂を促せると考えたためです。
しかし平川は、取り調べに対して完全黙秘を続けます。無実を訴えることすらしない平川の態度は疑いを深めますが、警察の手を借りず、自分たちでけじめをつけようとする極道としての判断でもありました。
犯行時刻に平川と一緒にいた人物も現れ、平川にはアリバイがあることが分かります。黒岩も平川が実行犯ではないと考え始めますが、松宮は方針を変えません。馬場を撃った真犯人が見つからなければ、平川を事件の犯人に仕立て、侠和会を揺さぶろうとしていました。
玲子の証言で成宮が浮上
襲撃現場に居合わせていた玲子は、犯人が大きなマスクを着け、その下にガーゼを当てていたと証言します。
その特徴から、氷室たちは平川に顔を切られた安達会の成宮が実行犯だと見抜きます。
氷室は玲子に、この事実を警察へ詳しく話さないよう頼みます。侠和会は警察の手を借りず、馬場襲撃のけじめを自分たちでつける方針を決めました。
氷室と田村の指示を受けた坂口、中島、斎藤、川上、石沢、山村、竜次、翁長ら山崎一門は、安達会の会長・安達、副会長の吉村、実行犯の成宮を捜し始めます。
侠和会が安達会を追う
安達会は地元の不良や関東から流れてきた半グレの寄せ集めで、組織としてのつながりが弱く、末端の人間は馬場襲撃を知らされていませんでした。
氷室たちは、安達と別れた恋人の通称「ペコちゃん」や、仙台の夜の街にいる女性たちから情報を集めます。小津薫も地元の女性たちと連携し、街の噂を拾い集めます。駅、空港、バスターミナル、港にも若い衆を配置しますが、安達、吉村、成宮の行方はなかなかつかめません。
一方、追い詰められた安達は坂上へ助けを求めます。しかし坂上は、自分とのつながりを隠すため、実行犯の成宮を連れてくることを救援の条件にします。
安達は、自分たちが京浜連合会に利用され、切り捨てられようとしていることに気づきます。
馬場の死と氷室の後悔
侠和会が犯人を捜すなか、馬場の容態は回復せず、そのまま死亡します。
氷室は、馬場に会長代行の立場を押しつけたのは自分だと責任を感じます。自分が会長になっていれば、馬場が襲撃されることはなかったのではないかと悔やみ、復讐への思いを強くします。
平川もまた、馬場の命令に背いて護衛を離れた責任を感じていました。植木ら侠和会幹部の間では、犯行そのものが濡れ衣でも、護衛を怠った平川には処分が必要だという意見が出ます。しかし氷室は、平川だけを処分するなら、馬場を会長代行に推した自分も処分を受けると幹部たちに告げます。
氷室にとって馬場の死は、組織の損失であると同時に、自らの決断が招いた取り返しのつかない出来事でした。
成宮を確保し、平川の無実が証明される
侠和会は、ついに成宮の居場所を突き止めます。
成宮は命乞いをしながら、馬場襲撃が安達会によるものだったことを認めます。さらに安達会の関係者を問い詰めると、自分たちを焚きつけたのが京浜連合会の坂上理事長だと白状しました。
成宮は瀕死の重傷を負いながらも生き残り、玲子の目撃証言によって逮捕されます。安達と吉村は指名手配され、馬場襲撃の実行犯が平川ではないことも証明されました。
平川は釈放されますが、護衛を怠ったけじめとして自ら成宮に制裁を加えます。
事件の黒幕として京浜連合会が浮上
安達会関係者の証言によって、事件の背後に京浜連合会の坂上がいたことが明らかになります。
坂上は安達会を利用して馬場を襲わせ、平川に罪を着せることで、侠和会を内部から分裂させようとしていました。
侠和会は平川の疑いを晴らし、馬場襲撃事件の真相へたどり着きます。しかし会長代行の馬場を失った傷は大きく、安達と吉村の逃亡も続いています。
氷室と田村は、馬場の仇を討ち、事件を仕組んだ京浜連合会との決着をつけるため、新たな戦いへ向かうことになります。
「日本統一75」ネタバレ結末
日本統一75の結末では、馬場を撃った実行犯が安達会の成宮であることが判明します。
玲子の証言によって成宮は逮捕され、安達と吉村は指名手配となり、平川の無実も証明されました。
しかし馬場は意識を取り戻さないまま死亡。氷室は会長代行を頼んだ自分の責任だと深く悔やみます。
さらに、安達会を裏で動かしていたのが京浜連合会の坂上であることも浮上しました。馬場襲撃は半グレの独断ではなく、侠和会の分裂と弱体化を狙った計画だったのです。
事件は実行犯の逮捕で終わらず、馬場の仇討ちと京浜連合会との対立は次作「日本統一76」へ持ち越されます。
「日本統一75」重要人物・キャスト
本編以外の作品も含めた全キャストは、日本統一 主要キャスト一覧でまとめて確認できます。
氷室 蓮司

【侠和会】若頭
侠和会会長代行を馬場に依頼した人物。馬場の襲撃と死に強い責任を感じながら、平川を信じて真犯人を追います。
田村 悠人

【侠和会】本部長
氷室とともに侠和会を支える人物。馬場の襲撃後、山崎一門とともに安達会の捜索へ動きます。
馬場 伊左雄

【侠和会】会長代行
川谷の後を受けて会長代行となった侠和会の重鎮。仙台で安達会の成宮に撃たれ、意識を取り戻さないまま死亡します。
平川 進

【侠和会】東北ブロック長
馬場と対立していたことから、襲撃事件の容疑者にされます。取り調べでは黙秘を貫きますが、真犯人の逮捕によって無実が証明されます。
シマダ玲子
馬場の襲撃現場に居合わせた女性。犯人のマスクの下にガーゼがあったと証言し、成宮を特定する重要な手がかりを与えます。
安達
【安達会】会長
東北を拠点とする半グレ集団のリーダー。京浜連合会の坂上に焚きつけられ、馬場襲撃事件を引き起こします。
吉村
【安達会】副会長
安達とともに馬場襲撃へ関与した人物。成宮の逮捕後、安達とともに指名手配されます。
成宮
【安達会】構成員
顔に傷を負った安達と吉村の後輩。馬場を銃撃した実行犯で、玲子の証言によって逮捕されます。
坂上 薫
【京浜連合会】理事長
安達会を焚きつけた事件の黒幕。馬場と平川の対立を利用し、侠和会の分裂と弱体化を狙います。
植木 尚人

【侠和会】東北ブロック・植木組組長
平川と長い付き合いを持つ侠和会幹部。平川の犯行を疑いながらも、氷室たちとともに事件の真相を見極めようとします。
小津 薫
【中島組関係者】中島の舎弟
仙台の夜の街にいる女性たちへ協力を求め、安達会の行方を追います。侠和会の通常の捜索網では拾えない情報を集める役割を担います。
松宮
【警察】丸神会侠和会対立抗争集中対策本部・本部長
証拠が乏しい段階で平川の連行を命じます。事件の解決以上に、馬場襲撃を利用して侠和会を分裂・弱体化させることを狙います。
黒岩
【警察】八曲署刑事
松宮の命令で平川を取り調べますが、捜査を進めるうちに平川は犯人ではないと考え、氷室たちの動きにも注意を向けます。
須永 義明
【京浜連合会】会長
坂上を理事長に置く京浜連合会のトップ。馬場の死と侠和会の混乱によって、京浜連合会と侠和会の対立は次作でさらに深まります。
「日本統一75」まとめ
- 侠和会会長代行の馬場が、仙台で安達会の成宮に銃撃される
- 馬場と対立していた平川が疑われ、警察の事情聴取を受ける
- 玲子の証言から、マスクの下にガーゼをした成宮が実行犯と判明する
- 成宮の逮捕によって平川の無実が証明される
- 馬場は意識を取り戻さないまま死亡する
- 安達会を焚きつけた黒幕として、京浜連合会の坂上が浮上する
- 馬場の仇討ちと京浜連合会との対立は「日本統一76」へ続く

